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  • 生活に潜む「果糖ブドウ糖液糖」に気をつけよう!

    2020年12月12日
    ファスティングライフスタイル食事

    生活に潜む「果糖ブドウ糖液糖」に気をつけよう!

    こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。
    皆さんは、アイスクリームや清涼飲料水などをよく口にしていますか?
    もしYESであるならば、知らないうちに「果糖ブドウ糖液糖」をどんどん体に取り込んでいるかもしれません。
    そこで今回は、「果糖ブドウ糖液糖」について解説していきたいと思います。

     

    果糖ブドウ糖液糖とは?

    私たちの食べるものには、果糖ブドウ糖液糖がたくさん含まれています。
    その代表としては、清涼飲料水やアイスクリーム、ゼリー、ヨーグルト、菓子パン、タレなどが挙げられます。

    果糖ブドウ糖液糖とは、ブドウ糖液を酵素(グルコースなど)で果糖に異性化した甘味料の高いブドウ糖と果糖の混合液のことです。

    果糖ブドウ糖液糖は砂糖と比べると安価なため大量生産しやすく、多くの加工食品に含まれています。

    また、果糖ブドウ糖液糖の特徴としては、温度が低いほど甘味を強く感じるということです。
    清涼飲料水やアイスクリームなどに使われているのは、こういった理由からです。

     

    果糖の摂りすぎによる健康上の問題

    果糖を摂りすぎてしまうことは健康上の問題にも繋がります。
    1つ目が中性脂肪の合成・分泌を促進させてしまうことです。

    果糖はブドウ糖よりも速く肝臓で代謝されるので、ブドウ糖と一緒に摂取すると、インスリンによって、脂肪合成が促進されます。その結果、肥満や高脂血症の原因になるリスクが高まります。

    2つ目は、インスリン反応を阻害し、高コレステロール血症や高血圧など、メタボリックシンドロームになるリスクを高めると言われています。

    普段から加工食品を食べることが多い方は、まだ病気になっていなくても将来的なリスクは高まりますので、少しずつでも控えていくと良いでしょう。

    自然に近いものを選びましょう。

    アイスクリームや甘いお菓子などはもちろん美味しいですし、食を楽しむ目的として摂ることは良いと思います。
    ですが大事なことは、なるべく自然に近いものを選ぶということです。

    調理の手間はかかってしまいますが、自分の身体のための投資だと思って、是非自然に近い食品を積極的に取り入れていきましょう。

     

     

    参考文献

    (1). 県立広島人間文化学部紀要2,33-38(2007)『果糖は健康に良いのか、悪いのか?』

    (2)岡崎邦夫(1995)『糖 質と健 康(2) 砂 糖,でんぷん糖』.

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  • 脳機能を高めるためには「オメガ3系脂肪酸」を摂ろう!

    2020年12月11日
    ライフスタイル食事

    脳機能を高めるためには「オメガ3系脂肪酸」を摂ろう!

    こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。

    最近になって、健康のために栄養を意識している方も多くなってきているように感じます。
    そして、良い食事は「脳機能を高める」ということも分かっています。

    そこで今回は、脳機能を高める栄養について解説していきます。

     

    脳はエネルギー消費の20%を占める

    私たちの脳は、身体では小さい部位ですが、多くのエネルギーを必要としています。
    基礎代謝はおおよそ、このような内訳です。


    骨格筋  22%
    肝臓   21%
    脳    20%
    心臓   9%
    腎臓   8%
    脂肪組織 4%
    その他  16%

    代謝を高めるためには筋肉をつける!ということは良く言われますが、実は脳も同じくらいのエネルギーを消費しているんです。

    つまり、食事から摂った栄養によって、脳の働き方も変わってくるということが言えます。

     

    脳に大事なのは「良質な脂質」

    では具体的に、脳に大事な食事とはどういうものなのか?ということですが、
    ポイントになってくるのは、脳が何で構成されているか?です。

    脳組織に含まれる水分(灰白質84%、白質71%、全脳では77%)を除いた固形成分中では、タンパク質38%〜44%を抜いて、実は脂質は51%〜54%と最も多いのです。

    これらの脂質は、神経伝達細胞の構成成分として存在しています。ところが、脂質が不足すると神経伝達細胞も不足し、うまく情報が伝達されなくなってしまう可能性もあるんです。

    「脂質の摂りすぎは様々な病気の原因になるので避けましょう」ということが良く言われますが、大切なのは「良質な脂質」を摂ることになります。

    良質な脂質とは、オメガ3系脂肪酸です。

    オメガ3脂肪酸は脳の海馬や神経組織細胞に多く、摂取することで記憶力の向上や認知症の予防効果があるとことが分かっています。

    なので、仕事の集中力をあげたい方や、身体の不調を改善したい方にとっては是非積極的に摂取していただくことがオススメです。

    オメガ3系脂肪酸は、サバ・イワシ・サケなどの魚やカニ・ムール貝・牡蠣などの貝類、ナッツ・クルミなどの種子類、亜麻仁油などに多く含まれており、これらの食品を日頃から意識して摂っていくことで、脳への効果が期待できます。

    脳に良くない食品について

    一方で、脳に良くない食品についても少し話をしておきます。
    脳に良くない食品は、一言で言うと「加工食品」です。

    ハンバーガーやフライドポテトなどのジャンクフード、アイスクリームやスナック菓子などの嗜好品、コンビニの弁当などの添加物が大量に含まれている食品など、これらは全て脳機能を低下させてしまう食品です。

    もちろん、全て避けることは難しいですが、毎日コンビニやスーパーで買って食べているのであれば、脳に良くない食品を食べ続けており、身体の不調や病気になるリスクはかなり高くなります。

    これらの食品は、「嗜好品」としてたまに食べるように心がけて、普段の食事はバランスを意識しながらオメガ3系脂肪酸の入った食品を取り入れていくことで、身体の調子はかなり整ってくると思いますので、是非実践してみてくださいね。

     

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  • 1回に吸収できるタンパク質に限りはあるのか!?

    2020年12月10日
    未分類

    1回に吸収できるタンパク質に限りはあるのか!?

    こんにちは。パーソナルトレーナーの高正です。

    先日、久しぶりに焼肉を食べに行きました。
    基本的には鶏むね、ささみばかり食べているので、月1〜2回は牛肉を食べるのも良いですね。

    そして、焼肉を食べている間にふと思ったのが、焼肉で食べる量のうち、しっかり吸収できるのってどのくらいなんだろう?ということです。

    なので、今回は「1回に吸収できるタンパク質に限りはあるのか?」というテーマでお話していきます。

     

    1回に吸収できるタンパク質の量は『30グラム』は本当か?

     

    皆さんはこのようなことを聞いたことはありませんか?
    「食事で1回に吸収できるタンパク質は30グラムまでだよ!」

    私も大学の頃にこれを聞いて、少し信じてしまいました。

    しかし、1回の食事では30グラムまでしかタンパク質を吸収できないというエビデンスはありません。

    もちろん、1日に80グラムのタンパク質を摂取するとして、3食に分けるのと1食で摂るのでは、3食に分けたほうが絶対に良いですので、そこだけは間違わないようにしてください。

    では、タンパク質を摂取すると、身体の中ではどのように消化吸収されていくのか、順を追って説明していきます。

    例えば、焼肉に行って肉をたらふく食べるとしましょう。
    そのお肉が胃の中に入ると強い「胃酸」によってドロドロに分解されます。
    さらに胃で「ペプシン」という消化酵素によって、分解されたものをさらに細かく分解します。
    その後小腸に運ばれていき、そこでも「トリプシン」などの消化酵素によって、さらに分解されます。
    さらに、小腸粘膜から「アミノペプチターゼ」などの消化酵素によって、最小単位の「アミノ酸」になります。
    そして、アミノ酸は全身の細胞に送られることになります。

    これを見ると、タンパク質は消化吸収までの過程が非常に複雑なことが分かっていただけると思います。
    なので、身体がタンパク質を必要としているならば、しっかり消化吸収までされていくことになります。

    とはいえ、1回に大量のタンパク質を摂ってしまうのは、腸内環境のバランスを乱したり、体脂肪に蓄積されてしまいますので、基本的には1日に食べるタンパク質量から逆算して、1回に摂る目安量を決めていくのと良いでしょう。

     

    大量のタンパク質を摂った後に体内で起きること。

    身体がタンパク質を必要としない状態だと、体内に入ったタンパク質は主に3つの経路を渡ることになります。

    1. アンモニア→尿素となって排出される

    タンパク質は窒素を含んでおり、この窒素は体内でアンモニアに変換されます。

    アンモニアは身体にとって「毒」ですので、腎臓の働きによって尿素に変換され、最終的には尿として排出されていきます。

    タンパク質を摂りすぎるとオナラが臭くなるというのは、このアンモニアから来ています。

    なので、食べ過ぎた後にオナラが臭くなったら、内臓の働きが悪いか、過剰でいらなくなっているということになります。

    内臓の状態や人によっても、どのくらいの量、種類を摂ると臭うのかは違いますので、身体の声をしっかり聞いていただくのが一番です。

     

    2. 体脂肪として蓄積される

    2つ目は体脂肪として蓄積されるということです。

    糖質を過剰に摂取すると、体脂肪として蓄積されるのと同様に、タンパク質も摂りすぎると体脂肪として蓄積されてしまいます。

    なので、お腹いっぱいになるまで食べ過ぎないようにすることが、最善策となります。

     

    3. 他のアミノ酸に変換される

    3つ目は他のアミノ酸に変換される、ということです。
    タンパク質の最小単位であるアミノ酸が余ると、他のアミノ酸に変換されて使われます。

    そして、この変換の過程で使われる酵素には、ビタミンB6が必要になりますので、タンパク質を摂る時には、ビタミンB群も一緒に摂ると良いでしょう。

    上記の3つから、タンパク質が身体に必要ないと内臓に負担をかけたり、体脂肪として蓄積してしまうので、摂りすぎには注意してくださいね。

     

    身体の中でタンパク質は勝手に作ることができる。

    話は変わりますが、食事からタンパク質を摂らなくても身体の中ではタンパク質は作ることができます。

    私たちが食事から摂るタンパク質量はおおよそ70グラム〜100グラムほどですが、私たちの身体で必要なタンパク質量は約250グラムと言われています。

    では、1日の差分はどのように補っているのかというと、身体の中で古くなったタンパク質を新しいタンパク質に作り変える「オートファジー」という機能が関係しています。

    このオートファジーは生物が生き抜くために必要な身体のシステムであり、飢餓状態でも身体の中でタンパク質を作ることで、生きることができたというわけです。

     

    なので、全てを食べ物から摂らなければ補えない!というのは間違っており、身体では勝手にタンパク質を合成してくれるということも理解していただければと思います。

    ただし、普段3食や4食食べている方は、このオートファジーが働きづらくなっています。

    先述したように、オートファジーは「飢餓状態」において最も活性化される特徴を持つからです。

    そして、このオートファジーの効果を最大限に得るためには、「16時間ファスティング」や「フルファスティング」が最も効果的ですので、ファスティングを定期的に取り入れるのもオススメです。

     

     

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  • 冬の季節性うつは「セロトニン」の分泌がポイント!

    2020年12月9日
    トレーニングライフスタイル睡眠食事

    冬の季節性うつは「セロトニン」の分泌がポイント!

    こんにちは。パーソナルトレーナーの高正です。

     

    これから冬本番に入っていきますが、体調を崩されてはいませんか?

    実は、秋から冬にかけては、体調がイマイチ良くないという方が多くいらっしゃいます。

     

    そこで、今回は季節性うつとポイントとなるセロトニンについて解説していきます。

     

    季節性うつとは?

    秋から冬にかけて、身体に不調を感じやすくなり、活力が沸かなくなることがあります。

    この症状は「季節性感情障害(SAD)」と呼ばれ、いわゆる「季節性うつ」がこれに当たります。

     

    季節性うつは、1984年に精神科医のローゼンラールらにより報告された精神疾患であり、秋から冬にかけて症状が現れ、3月ごろになると良くなると言われています。

     

    その有病率は欧米で1~10%、日本で2.1%にSADが報告されており、20代前半の女性に多い傾向があります。

    有病率は非常に低いですが、病気と診断されるのは、社会生活に支障をきたすレベル(学校や仕事にいけなくなる、死にたいという気持ちがでる)なので、それより軽い症状の人はかなり多いのではないかなと思っています。

     

    実際に私自身、夏と比べて冬の方がだるさを感じやすいですし、見ているクライアントにも何人かは、このような悩みを聞きます。

     

    もちろん、通年かけてずっと元気でいることが理想ですが、生物が冬眠するのと同じく、人間も本来、冬に活動が少なくなり春が来たら活動を再開するというリズムが本能的に備わっているのではないかとも思います。

     

    季節性うつの原因と症状

    季節性うつになる一番の原因として挙げられるのが「日照時間が短いこと」です。

     

    冬になると、日照時間が減るだけではなく、曇りの天気が多くなります。

    その結果、日の光を浴びる時間が少なくなり、季節性うつの症状が出やすくなってしまいます。

     

    また、症状については下記のような症状が出る傾向があります。

    ・睡眠時間が長くなる。

    ・つい食べ過ぎてしまう。

    ・意欲が低下する。

    ・倦怠感を感じる。

    ・気分が落ち込む。

    ・人に会いたくなくなる。

    ・物事を楽しめなくなる。

     

    人によって症状の出方は変わりますが、ひどい場合は仕事や学校に行けなくなる、人と話せなくなるなど、社会生活に影響を及ぼすことがあります。

     

    もしそのような症状が出ている場合は、すぐに精神科などの病院を受診しましょう。

     

    ポイントは「セロトニン」の分泌を増やすこと

    季節性うつの原因として考えられるのが、「日照時間が短くなること」ですが、何故光を浴びないことでそのような症状が出てしまうのでしょうか?

     

    その理由は、「セロトニン」の分泌が少なくなってしまうからです。

    セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれており、必須アミノ酸である「トリプトファン」から合成される脳内神経伝達物質です。

    セロトニンが脳内で増えることで、精神が安定する・多幸感を感じる・脳を活発にするなどの効果があります。

     

    そして、朝起きてすぐに日の光を浴びることで、「セロトニン」が分泌されるので、午前中に日の光を浴びることが大事であると言われています。

     

    朝ウォーキングをする

    一番のオススメは、「朝ウォーキング」をすることです。

    朝起きてすぐにウォーキングに出かけることで、日の光を浴びることができるだけでなく、自然に五感が刺激されて、脳にも良い影響をもたらすことができます。

    運動習慣がない人は、まずは10分程度の散歩から始めましょう。

     

    筋トレや有酸素運動を行う

    また、適度の運動もセロトニンの分泌を促します。

    運動によって意識的に呼吸を行うことで、脳が刺激することができます。

     

    軽めのジョギング、ランニング、サイクリング、ウエイトトレーニングなどを冬でも習慣化させることが大事です。

     

    トリプトファンを多く含む食品を摂る

    日光を浴びたり、運動することにプラスして、必須アミノ酸の「トリプトファン」を多く含む食品を摂取することも、セロトニンの分泌を促す効果があります。
    トリプトファンが多く含まれる食品は、下記になります。

    ・大豆製品(豆腐・納豆・醤油・味噌など)
    ・ごま、ピーナッツなどの種子類
    ・卵
    ・バナナ
    ・鶏胸肉
    ・マグロ赤身
    ・鮭
    基本的な食事のバランスは整えながら、上記の食品を積極的に摂取すると良いでしょう。
    冬に入ると寒くなるので、活動量が低下しやすくなりますが、できる限り生活習慣を変えずに、運動・食事・睡眠の3つのバランスを取っていくことで、季節性のうつ症状も防ぐことができると思います。
    今回の内容が参考になりましたら、是非実践してみてくださいね。

     

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  • 体温が下がる原因と対処方法について

    2020年12月8日
    ダイエットデトックスファスティングライフスタイル食事

    体温が下がる原因と対処方法について

    こんにちは。パーソナルトレーナーの高正です。

     

    突然ですが、皆さんは体温を測る習慣ありますか?

    現代人は平熱が35度台のいわゆる「低体温」の人が増えています。

    そして、体温が低いことは免疫力や代謝の低下を招き、身体に様々な弊害をもたらしてしまいます。

     

    そこで今回は、体温が下がっている原因と対策方法について解説します。

     

    体温が1℃上がると、基礎代謝が15%アップする。

    冒頭にも伝えたとおり、現代人は「低体温」の人が多いです。

    低体温の定義は、体温が36度未満の方であり、昼間も35度台の方は低体温である可能性が高いです。

     

    体温の理想は36.5度〜37度で、この間が最も身体の免疫機能が高まると言われています。

    また、体温と代謝は比例しており、体温が上がるほど代謝もどんどん高まります。

     

    ちなみに、体温が1度上昇すると代謝は約13〜15%アップします。[keikou]

    例えば、体温35度の人の基礎代謝が1200kcalとすると、体温36度の人の基礎代謝は1380kcalとなります。

    すると、1日に180kcalの差が生まれます。

     

    1日だと小さい数字ですが、これが半年・1年と積み重なると、とてつもない差になりますので、どんな人でも体温を上げることがとても大切です。

     

    それ以外にも、体温が上がることでこのようなメリットがあります。

    [aside type="boader"]

    ・ストレスに強く、病気になりにくくなる。

    ・新陳代謝が高まり、アンチエイジングになる。

    ・腸や内臓の機能が活発になる。

    ・脳の血行が良くなり、記憶力や脳機能が高まる。[/aside]

     

    体温が上がることで、身体だけでなく、心・脳にもポジティブな効果をもたらしてくれます。

     

    体温が下がる原因

    では、体温が下がってしまうのはどのような原因があるのでしょうか?

    考えられる原因としては主に下記の3点です。

     

    [aside type="boader"]

    ・筋肉量の低下

    ・食生活の乱れ

    ・内臓の機能低下[/aside]

     

    筋肉量の低下

    1つ目は筋肉量の低下です。

    現代人のライフスタイルは「運動不足」に陥りやすく、その結果筋肉量が下がり、体温が低くなってしまいます。

     

    女性は男性と比べて筋肉量が少なく、上半身の筋肉量は男性より約 20%少ないとも言われています。(1)

    男性に比べて女性の方が肩こり・首こり・冷えなどの症状を感じやすいのは、こういった理由からきています。

     

    食生活の乱れ

    2つ目は食生活の乱れです。

    食事を食べた後は体温が上がりますが、冷たいものやジャンクフードばかり摂っていると、エネルギーとして燃焼されにくく、体温も下がりやすくなります。

     

    炭水化物に偏った食事や、冷たい飲み物を良く飲む人は特に注意が必要です。

     

    内臓の機能低下

    3つ目は内臓の機能低下です。

    先述した食生活も関わりますが、[keikou]内臓の機能が悪くなってしまうと代謝が下がり、結果的に体温も下がってしまいます。

     

    また、臓器別の基礎代謝に使われる割合を示しているのが下記になります。

    ・骨格筋  22%
    ・肝臓   21%
    ・脳    20%
    ・心臓   9%
    ・腎臓   8%
    ・脂肪組織 4%
    ・その他  16%

     

    つまり、肝臓や心臓、腎臓などの臓器が正常に働かないと代謝も落ちるため、体温を下げないためには内臓の機能を正常にすることがポイントです。

     

    体温を上げるための対策方法

    では体温を上げるために、具体的な対策方法をお伝えします。

    対策方法は下記の6つです。

     

    ・筋トレを習慣にする。

    ・湯船に浸かる。

    ・白湯を飲む。

    ・水を1日2リットル以上飲む。

    ・空腹時間を作る。

    ・温かい食べ物を摂る。

     

    筋トレを習慣にする

    1つ目が筋トレを習慣にすることです。

    長い時間かけなくても良いので、1日5分から10分の筋トレ習慣をつけましょう。

     

    特に大筋群と呼ばれるお尻(大臀筋)や背中(広背筋)、胸(大胸筋)などを鍛えるトレーニングがオススメです。

     

    湯船に浸かる。

    2つ目は湯船に浸かること。

    特に冬の季節は気温が低く、体温も低下するため、40〜42度くらいのお湯に10〜15分程度浸かりましょう。

    10分〜15分かけることで身体の深部の体温(深部体温)を上げることができます。

     

    白湯を飲む。

    3つ目は白湯を飲むことです。

    特に朝起きた直後は、最も体温が低い状態なので白湯をコップ1杯飲むことで、体温を上げることができます。

    60〜70度くらいの温度で飲むようにしましょう。

     

    水を1日2リットル以上飲む。

    4つ目は水を2リットル以上飲むことです。

    お水についてはこちらでも詳しく解説していますので、よかったらご覧ください。

    基本的には、常温のお水を飲むと良いでしょう。

     

    空腹時間を作る。

    5つ目は空腹時間を作ることです。

    空腹時間を作る具体的な方法については、「16時間ファスティング」という方法を行います。

    16時間ファスティングについてはこちらをご覧ください。

     

    空腹時間を作ることで、内臓の機能が正常になり、体温を上げることに繋がってきます。

    また、日頃から内臓にストレスをかけないような食生活もポイントです。

     

    温かい食べ物を摂る。

    6つ目は温かい食べ物を摂ることです。

    みそ汁などの汁物を食事に付けたり、なるべく温かい食事を食べることで体温の低下を防ぐことに繋がります。

     

    以上が主な原因と対策方法になります。

    体温を上げるためには、1つではなく様々なアプローチが大切になります。

    是非日頃から体温を高める習慣「温活」を行なっていきましょう

     

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  • 筋肉を落とさずにファスティングができる3つの対策方法

    2020年12月7日
    ダイエットデトックスファスティング

    筋肉を落とさずにファスティングができる3つの対策方法

    皆さん、こんにちは。

    田町のパーソナルジムBeU代表の高正です。

     

    私は、パーソナルトレーナーとして定期的にファスティングを取り入れることをオススメしています。

    しかし、私のクライアントから「ファスティングをしたら筋肉が落ちませんか?」というご意見をいただきました。

    「ファスティングをやりたい」と思っていても、このような不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

     

    そこで今回は、「ファスティングをしたら筋肉が落ちるのか?」ということを解説していきます。

     

    1. 筋肉が落ちるメカニズム

    まず今回の話の前提として筋肉が落ちるメカニズムを理解する必要があります。

     

    筋肉が落ちることはカタボリック(異化)と呼ばれますが、これが起きる原因は 「糖新生」 という身体の仕組みがあるからです。

     

    糖新生とはその名の通り「糖を新しく生み出すこと」です。

    ファスティング中は身体のエネルギー源である糖質が枯渇するため、「どうにかして糖を作らなきゃ!」というように身体が反応します。

    すると、身体にあるタンパク質や脂質を分解してブドウ糖に作り変えエネルギーとして使うようにするんです。

     

    つまり筋肉が落ちるのは 「糖新生が起こるから」 と言えます。

     

    これが、「ファスティングによって筋肉が落ちる」と言われる所以であり確かに正しいです。

    重要なことは 糖新生を最小限に抑えたファスティングを実施することです。 

     

    2. 筋肉を落とさない3つの対策

    では本題の「ファスティングをしたら筋肉が落ちるのか」について解説します。

    結論、 自己流のファスティングによって糖新生が促進されると、筋肉は落ちます。 

    それだけではなく、ファスティング中に体調が悪くなり途中で挫折してしまうという結果になってしまいますので、必ず専門家の指導の元でファスティングを行うようにしてください。

     

    その上で、筋肉を落とさないためには下記の3つがポイントです。

     

    1. 酵素ドリンクを摂ること
    
    

    1つ目は「酵素ドリンクを摂る」ことです。

    酵素ドリンクは果物や野菜を発酵させてできた飲料で、糖質が含まれています。

     

    ポイントは、 肝臓が使う最低限の糖を摂ることによって糖新生を防ぐこと です。

    先述したように、身体から糖が枯渇すると、肝臓が働いて糖新生が起こります。

    それを防ぐためには、肝臓に糖を与えてあげることが必要になってきます。

    これが、ファスティング中に酵素ドリンクを飲んだ方がいい理由の1つです。

     

    少し話は逸れますが、ファスティング3日目に入ると、脂肪から分解される「ケトン体」をエネルギー源にすることになります。ファスティングを3日間以上する理由は、このケトン体を分泌させて、脂肪燃焼などの様々な効果を得られるようにするためです。

     

    2. 少量のアミノ酸を摂る
    
    

    2つ目は「少量のアミノ酸を摂る」ことです。

    ファスティング中はタンパク質を摂ることができないので、 少量のアミノ酸を摂ることで筋分解を防ぐことができます。 

     

    BCAAやEAAなどのアミノ酸を1日10グラム程度摂ることで、筋分解を防ぎながら満腹感も得られますので、ファスティングにはとても相性が良いです。

     

    ただし、1回の量が多くなってしまうと、 ファスティング中の「オートファジー」を低下させてしまいますので摂りすぎにはくれぐれもご注意ください。 

     

    3. ストレスを溜めない
    
    

    最後に3つ目は「ストレスを溜めない」ことです。

     

    筋肉を落とさないこととストレスを溜めないことは全く別物に思われますが、 ストレスを感じた時に分泌されるホルモン「コルチゾール」がここでは深く関係しています。 

     

    コルチゾールは「ストレスホルモン」とも呼ばれており、ストレスを感じることで副腎皮質から分泌されます。

    そして、 コルチゾールが体内に増えると糖新生が促進されて筋肉をどんどん分解させてしまうんです。 

     

    なので、お風呂に浸かる、ストレッチをする、ヒーリングミュージックを聴くなど、心身をリラックスする時間をしっかりと作ることがポイントになります。

     

    たまに「ファスティング自体がストレスじゃん!」ということを突っ込まれることがあります。

    しかしファスティングは悪いストレスではなく「ポジティブなストレス」だという考え方が大切です。

     

    1988年にアメリカで3万人の成人を対象に行われた調査があります。 その内容は「この1年間でどれくらいのストレスを感じましたか?」「ストレスは健康に悪いと思いますか?」という2つの質問をして、8年後に、3万人のうち誰が亡くなったかを検証しました。 結果は、強度のストレスがある場合、死亡リスクが43%も高まったことが分かりました。 しかし、死亡リスクが高まったのは強度のストレスを受けた人の中でも、「ストレスは健康に悪い」と考えた人たちだけだったんです。 強度のストレスを受けている人でも、「ストレスは健康に悪い」と思っていなかった人たちには、死亡リスクの上昇は見られず、調査をした人たちの中で最も死亡リスクが低かったということが分かりました。

    つまり、ストレスが悪いのではなくストレスをどう捉えるか?の方が大事であり、 ファスティングではストレスをポジティブに捉えることが大切になります。 

     

    最後にまとめると、ファスティングは様々な健康効果が望める反面、自己流で行うと筋肉が落ちてしまうだけではなくリバウンドをして逆効果になってしまいます。そのため、必ず専門家の元で行うようにしてくださいね。

     

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  • スーパーフード「デーツ」の驚くべき効果とは?

    2020年12月6日
    ダイエットデトックス食事

    スーパーフード「デーツ」の驚くべき効果とは?

    こんにちは。パーソナルトレーナーの高正です。

     

    実は先日、クライアントの方から乾燥デーツを頂きました。

    そこからデーツのことを調べると、デーツを普段から摂ったほうが良い!という結論に至りました。

     

    なので今回は、スーパーフードの「デーツ」について解説していきます。

     

    デーツとは?

    デーツは、ナツメヤシの果物で、北アフリカや中東を中心に栽培が行われています。

    デーツの語源はギリシア語で「指」を意味する「ダクティロス(Dactylos)」であると言われており、その形状は楕円形で直径で5cm程度のものです。

     

    先日初めて食べた時の味は黒糖に近く、甘味が強い味です。

    そして、食感は蜜の多い焼き芋のようにねっとりしているのが特徴です。

     

    初めて見た時は、結構インパクトの強い見た目でしたが、食ベてみると実に美味しいです。

     

    デーツに含まれる栄養素やカロリー

    デーツは「スーパーフード」と呼ばれるほど、栄養価が高い食品の1つです。

     

    100グラム当たりのカロリーと三大栄養素は下記となります。

     

    カロリーは266kcalと控えめで、ほぼ糖質(炭水化物)で構成されています。

    ただ、食物繊維は100グラムあたり7グラムも含まれているので、GI値が31〜50と低く、血糖値の上昇を抑える低GI食品に分類されます。

     

    デーツはかなり古くから食べられていますが、すぐにエネルギーになるため重宝していたのだと思います。

     

    次にデーツに含まれるビタミンは下記となります。

     

    基本的に、全てのビタミンが揃っていてバランスが良いです。

    中でもデーツの糖質を代謝するビタミンB群が含まれているので、1つの食品で消化吸収がきちんと行えるようにできています。

     

    そして、ミネラルの構成は以下となっています。

    ビタミン同様、ミネラルもかなりバランスが良いのが分かります。

    カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、どれも身体の機能を正常に保つためには必須のビタミンですので、これらがバランスよく含まれているのも「スーパーフード」と呼ばれる所以です。

     

    デーツの効果

    栄養価の高いデーツは、身体に様々なポジティブな効果をもたらしてくれます。

     

    その中でも、貧血・便秘・むくみ症状に対して、非常に効果が高いです。

    これら3つに特に悩みを抱えているのが「妊娠中」の妊婦さんです。

     

    妊娠中は胎児に血液や栄養を供給するため、貧血になりやすかったり、身体がむくみやすくなります。

     

    実は、デーツは出産にかかる時間を薬剤のような副作用無しに短縮することができ、分娩後の出血量抑制の有効性に関しデーツ50グラムと薬剤(オキシトシン筋注)を比較した研究ではデーツに軍配が上がったという結果もあります。

     

    乾燥されたデーツはそのまま食べられるので、手っ取り早いですし、食べたい時に1粒つまむのも容易ですので、妊婦さんには是非食べてもらいたいです。

     

    また、ダイエット中やボディメイクをしている方にとっても、糖質と食物繊維、その他の微量栄養素を摂取できるデーツはとてもオススメです。

    甘いスイーツを食べるよりは、デーツを数粒摂る方が、身体には嬉しいことばかりです。

     

    ドライフルーツを取り扱いお店やネットで販売されているので、是非チェックしてみてください。

     

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  • ファスティングは目的によって日数を変えるべき!という話。

    2020年12月5日
    ダイエットデトックスファスティング

    ファスティングは目的によって日数を変えるべき!という話。

    こんにちは。パーソナルトレーナーの高正です。

     

    ファスティングをされている方は、何日間行うことが多いでしょうか?

    とりあえず3日間、5日間など、意外と目的に合わせた日数を選択している人は少ないのかなと思います。

    なので今回は、「ファスティングは目的によって日数を変えるべき!」という話をしていきます。

     

     

    1日ファスティング

    1日ファスティングの目的は「内臓の休息」です。

    つまり、「夜に飲み会や食事会があって食べ過ぎてしまった」という場合、その次の日に1日ファスティングを取り入れることで、内臓を休息させて、本来の状態に戻すということを行います。

     

    そのため、1日ファスティングのイメージは応急処置のようなもの。

    食べ過ぎてしまった翌日にまた食べてしまうと、内臓に非常にストレスがかかってしまいます。

    その結果、内臓の病気になったり、胃もたれ・食欲不振・肥満などに繋がるリスクが高まります。

     

    なので、1日ファスティングはあくまで応急処置として内臓の回復を目的に行なっていくと良いと思います。

     

    2日ファスティング

    次に2日ファスティングの目的は、「若返り効果」です。

    なぜ2日行うと若返り効果があるのかというと、ホルモンと遺伝子が増えるからです。

     

    それが、長寿遺伝子である「サーチュイン遺伝子」と、若返りホルモンである「成長ホルモン」の2つです。

     

    絶食をして12時間から16時間を経過すると、身体のゴミを除去する仕組みである「オートファジー」が活性化されます。

    それによって、サーチュイン遺伝子と成長ホルモンが分泌してどんどん増えていくんです。

     

    サーチュイン遺伝子が活性化することで、

    細胞を傷つける活性酸素の減少。
    ✅壊れた細胞の修復。
    ✅脂肪の燃焼。
    ✅シミやシワの防止。
    ✅動脈硬化や糖尿病の予防
    ✅認知症、難聴などの予防

    これらの効果が期待できるため、若返りだけでなく健康的な身体を作っていくことにも繋がります。

     

    また、成長ホルモンについてはこちらのブログで解説していますので、良ければご参考ください。

     

    3日ファスティング

    3日ファスティングが一番ベーシックな期間です。

    3日になると、先述した1日目・2日目の効果はもちろんのこと、「脂肪燃焼」が促進されます。

    体脂肪率を減らしたい・体重を落としていきたい・全身のデトックスをしたいという目的がある方は、3日間がオススメです。

     

    なぜ3日行うと脂肪燃焼が促進されるのかというと、「ケトン体」の分泌が関係しています。

    おおよそ1日〜2日をかけて、身体のエネルギー源である糖質が枯渇します。

    すると、脂肪が分解されてケトン体の分泌を増やし、このケトン体が身体のエネルギー源として働いてくれるんです。

     

    脂肪をエネルギー源にするわけですから、当然脂肪燃焼が促進されていきますし、運動も組み合わせることでさらに効果を倍増させていくことができるのです。

     

    また、ケトン体が出ると、脳波が「アルファー波」というものに変わったり、「ベータエンドルフィン」が分泌されます。

    これらは、リラックス効果や集中力を高めてくれたり、多幸感が得られるため、3日以降はかなり楽になるということが大半です。

     

    なので、デトックスからダイエットを狙う方は3日間で行うことをオススメします。

     

    4日・5日ファスティング

    次に4日目に入っていきますが、4日目・5日目はロングファスティングになってきます。

    そして、この期間で得られるのが「血管の大掃除」です。

     

    つまり、血圧に少し悩みがあったり、かなり身体が老化してきているという方、3日間ファスティングよりも行ける方は4日・5日ファスティングをオススメします。

     

    なぜ血管の大掃除ができるのかというと、痩せホルモンや長寿ホルモンと呼ばれる「アディポネクチン」の分泌が活性化されるからです。

     

    その効果を簡単にまとめると、

    1. 血管壁の傷を修復するなどのはたらきで、動脈硬化を予防・改善する。
    2. 血管を拡張して、高血圧を予防・改善する。
    3. 血糖値を下げるホルモンである「インスリン」の働きを良くして、糖尿病を予防・改善する。
    4. 脂質の代謝を促して、中性脂肪を下げ、HDL(善玉)コレステロールを増やす。
    5. 筋肉での脂質代謝を促し、運動と同じ効果によりメタボリックシンドロームを予防・改善する。
    6. 肝臓での脂質代謝を促進し、脂肪肝を予防・改善する。
    7. がん細胞の増殖を抑制する働きがあると言われている。
    8. 心臓などの臓器にも作用している。

     

    など、内臓の悩みから血管の悩みまでを解決してくれることが期待できます。

     

    アディポネクチンについても別のブログで解説をしていますので、もしご興味があればこちらをお読みください。

     

    今回は「ファスティングって結局何日やれば良いの?」ということについて解説しました。

    結論、目的によって期間を変えていくというのがポイントになってきます。

    ただし、ファスティングを行なったことがない人がいきなり4日間・5日間やることはなるべく避けた方が良いです。

     

    まずはベーシックな3日間から始めることをオススメします。

     

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  • ファスティングをしても思ったように体重が落ちない!その原因とは?

    2020年12月4日
    ダイエットファスティング食事

    ファスティングをしても思ったように体重が落ちない!その原因とは?

    こんにちは。パーソナルトレーナーの高正です。

     

    さて、今回のお話はファスティングを既にやったことがある方に向けたお話です。

    「ファスティングをやってみたけど、思ったように体重が落ちてこない」

    こんなお悩みはありませんか?

     

    今回はファスティングをしても体重が落ちないことの原因について

    解説をしていきます。

     

     

    ファスティングをしても体重が減らない3つの原因

    「ファスティングをしても、全然体重が落ちませんでした」という方がたまにいらっしゃいます。

     

    ファスティング中は食を断つわけですから、平均して2キロほどは体重が減ることがほとんどです。

    ですが、うまく減らない原因はどういうことなのでしょうか?

     

    私は3つの原因が考えられると思っています。

     

    1. 運動不足

    まず1つ目の原因として考えられるのが、運動不足です。

     

    ファスティング中はエネルギーがなくなるから動かない方が良いのでは?と思いがちですが、それは間違っていて、ファスティング中こそ運動した方が良いです。

     

    なぜなら、筋肉を使わないことで筋力が落ちてしまい、それに伴い代謝も低下してしまうからです。

    後ほど説明する「ホメオスタシス」にも関係しますが、身体を動かさないと「省エネモード」に切り替わります。

    すると、消費エネルギーが低下するため、食べていなくても体重が減らないという現象が起こりやすくなります。

     

    ファスティング中にオススメなのが、軽めの有酸素運動+筋トレです。

    糖質が枯渇して、身体のエネルギー源は脂質へと切り替わっていくのですが、身体を動かして燃焼しなければ結局は脂肪に戻ってしまいます。

    それを防ぐためには、心拍数が130〜140ほどのウォーキングをすると効果が高くなります。

     

    また、ウォーキングは全身運動ですので、部位別での筋トレも並行して行うこともポイントです。

    そこまでハードすぎる必要はありませんので、自重での筋トレを取り入れていくと良いでしょう。

     

    特に普段運動していない方は、ファスティング中は意識的に身体を動かすようにしてみてください。

     

    2. ビタミンB群の不足

    2つ目に挙げられる原因としては、ビタミンB群不足です。

    ビタミンB群は代謝酵素としての働きや、エネルギー工場であるミトコンドリアの働きに必須のビタミンです。

     

    つまり、不足することによってミトコンドリアの働きが悪くなり、代謝が落ちてしまうのです。

     

    ファスティング中は最低限のエネルギーを確保しながら生活をしていきますが、どうしても栄養が欠乏しやすくなります。

     

    そのため、期間中はビタミンB群のサプリメントを摂ることで、ミトコンドリアの働きを活性化させ、代謝を上げていくようにすると良いです。

     

    また、ファスティング以外の期間で甘いものや糖質を多く摂取している人は、ビタミンB群がどんどん失われていきますので、普段の食生活からもバランスの良い食事を心がけることがポイントです。

     

    3. ホメオスタシス(恒常性)

    3つ目の原因としては、身体に「ホメオスタシス」が働いているからです。

    1つ目の運動不足でも軽く触れましたが、飢餓状態に陥ると、人間の身体は本能的に今の状態をキープしようとする仕組みが働きます。

     

    これは、ダイエットにおける「停滞期」にも当てはまりますが、急激な身体の変化に対応しようとする生理反応ですので仕方のないことです。

     

    なので、ファスティングを3日やって5キロ以上落ちることはほとんどありませんので、あまり体重を落とすことに固執しすぎず、「ホメオスタシスがあるからしょうがない」というスタンスで行なっていただくのが一番良いです。

     

    その上で、先述した運動やビタミンB群の摂取はきちんと行うことで、効果が高まっていくと思います。

     

    ファスティングをやったことがある方、これからやろうと思っている方は是非ご参考いただければと思います。

     

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  • リラックス効果や集中力をもたらす『アルファー波』とは?

    2020年12月3日
    デトックスファスティング睡眠

    リラックス効果や集中力をもたらす『アルファー波』とは?

    こんにちは。パーソナルトレーナーの高正です。

     

    突然ですが、皆さんは最近リラックスすることができていますか?

    今回の話は、「心身ともにリラックスしたい」「仕事の集中力をあげたい」ということを望んでいる人に読んでいただきたい「アルファー波」についてです。

     

    アルファー波ってどういうものなのか、そしてどうすればアルファー波が出るのか、ということを解説していきたいと思います。

     

    脳から出るアルファー波とは?

    アルファー波という言葉を聞いたことがありますか?

    睡眠前にヒーリングミュージックを聴きたいと思って、検索すると「アルファー波」という用語が必ず登場します。

     

    アルファー波とは、脳から出る脳波の一種です。

    脳波は全部で5種類に分けることができ、その周波数によってアルファー波、ベーター波、シータ波などがあります。

     

    中でもこのアルファー波はリラックスしている状態のときに出る脳波です。

    一方で私たちが仕事をしていたり、活動している間はベーター波が出ており、緊張状態になっています。

     

    つまり、アルファー波の時間を1日の中でどれだけ多く取れるかは、現代の私たちにとって非常に大切なのです。

     

    アルファー波が私たちにもたらす効果

    アルファー波は、私たちの身体にも心にも様々な効果をもたらしてくれます。

    その代表的なものは下記になります。

     

    1. 身体や心をリラックスすることができる。
    2. ストレスを抑えることができる。
    3. 集中力が研ぎ澄まされる。
    4. 自律神経のバランスが整う。
    5. 脳が活性化される。

    リラックス効果と集中力が研ぎ澄まされることは、一見相反するように思えますが、「リラックスしているのに集中している状態」、つまりフロー状態に入っている時は、このアルファー波が出ていると言えます。

     

    例えば、スポーツでトップアスリートが「ゾーン」に入ると言われることがありますが、これがまさにリラックスしているのに、集中力が研ぎ澄まされている状態です。

     

    一般の方であっても、仕事や趣味に没頭できたり、集中力が高い状態を作れることで、日常のパフォーマンスは向上していきますので、アルファー波を出すのは大事なことなんです。

     

    ファスティングをすることでアルファー波が出る

    アルファー波を出すためには、クラシック音楽やヒーリングミュージックを聴くということがよく言われます。

    もちろん、就寝前などはそのような音楽を聴くことも良いでしょう。

     

    しかし、私が今回取り上げることは、ファスティングをすることでアルファー波が出るということです

    その中でも、ファスティング中に分泌される「ケトン体」がポイントになります。

     

    ファスティング3日目以降は、エネルギー源の糖質が枯渇するため、脂肪から分解されるケトン体をエネルギー源とします。

    そして、ケトン体が多く分泌されることで、アルファー波が出るんです。

     

    つまり、ファスティング3日目以降は、身体や心がリラックス状態でありながらも、集中力が研ぎ澄まされる。さらに脳の活性化がされるため、思考力や記憶力、創造力などを高めることができるのです。

     

    ファスティング3日目以降は空腹感を全く感じず、集中力が増すというのは、ファスティング経験者であれば、かなり共感してくれるはずです。

     

    また、ケトン体によって脳の下垂体からベータエンドルフィンという物質も分泌されます。

    このベータエンドルフィンは、鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られる物質で、マラソンなどで苦しい状態が一定時間以上続くと分泌され、やがて快感や陶酔感を覚える「ランナーズ・ハイ」と呼ばれる現象でもよく知られています。

     

    このようなメリットも得ることができるのも、ファスティングのメリットの1つなんです。

    ファスティングをやる際には、是非ご参考にいただければと思います。

     

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