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長寿ホルモン「アディポネクチン」ってなに?

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こんにちは。パーソナルトレーナーの高正です。

 

本日のテーマは、「長寿ホルモン「アディポネクチン」ってなに?」

ということでお話していきたいと思います。

 

アディポネクチンって何?

皆さんは、「アディポネクチン」をご存知ですか?

成長ホルモンやインスリンなどのホルモンは有名ですが、アディポネクチンはあまり知られていないホルモンです。

 

しかし、アディポネクチンは「長寿ホルモン」や「痩せホルモン」と呼ばれるくらい、身体に様々な良い効果をもたらしてくれます。

 

まず、アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンの1つです。

脂肪細胞から分泌されるため、「脂肪が多いほうがたくさん分泌されるのでは?」と思いますが、それは全く逆なんです。

実は、脂肪が多いと悪玉物質の分泌が増えて、アディポネクチンの分泌は下がってしまうことが分かっています。

 

脂肪細胞から分泌されますが、脂肪が多ければいい、ということではないということをご理解いただければと思います。

 

アディポネクチンの効果

アディポネクチンが分泌されることで、身体にはたくさんの良い効果をもたらしてくれます。

その効果をまとめたものが下記になります。


1. 血管壁の傷を修復するなどのはたらきで、動脈硬化を予防・改善する。
2. 血管を拡張して、高血圧を予防・改善する。
3. 血糖値を下げるホルモンである「インスリン」の働きを良くして、糖尿病を予防・改善する。
4. 脂質の代謝を促して、中性脂肪を下げ、HDL(善玉)コレステロールを増やす。
5. 筋肉での脂質代謝を促し、運動と同じ効果によりメタボリックシンドロームを予防・改善する。
6. 肝臓での脂質代謝を促進し、脂肪肝を予防・改善する。
7. がん細胞の増殖を抑制する働きがあると言われている。
8. 心臓などの臓器にも作用している。

 

内臓や血管、筋肉など、様々な器官に働きかけて、生活習慣病や脳卒中、高血圧、心筋梗塞などを予防する効果があると言われています。

 

生活習慣病やその他の病気の予防・改善が期待できることから、アディポネクチンは「長寿ホルモン」とも呼ばれています。

 

実際に、慶應義塾大学の研究では、超高齢者(100歳以上)の血中アディポネクチン値は、平均の2倍以上あると報告されており、健康長寿を目指す人にとって、アディポネクチンの分泌を増やすことはとても有効であると言えます。

 

アディポネクチンを増やすために摂るべきもの+α

では、アディポネクチンを増やすためには何をすれば良いのか?

摂るべきもの3つ+αをご紹介したいと思います。

 

1. 大豆タンパク

大豆タンパクに含まれる「βコングリシニン」はアディポネクチンを増やすと言われています。

豆腐や味噌、納豆などの大豆製品を積極的に食べることがオススメです。

 

2. EPA

アジやイワシ、サバ、サンマなどの青魚に含まれるEPAもアディポネクチンを増やすと言われています。EPAは脂肪なので、熱を加えると溶け出す性質がありますので、刺身や缶詰などで食べることがオススメします。

 

3. 亜麻仁油

亜麻仁油はオメガ3脂肪酸が多く含まれており、オメガ3脂肪酸のαリノレン酸はアディポネクチンを増やすと言われています。

サラダにスプーン1杯かけたりすることをオススメします。

 

最後にプラスαとしてご紹介するのが「ファスティング」です!

ファスティング中は糖が枯渇しており、脂肪燃焼が促進されている状態です。

そのため、脂肪燃焼を高まることでアディポネクチンの量も増えていきます。

特に脂肪燃焼が活性化されるのはファスティング3日以降(ケトン代の分泌が増える時期)になりますので、3日以上のファスティングを行うと、アディポネクチンの分泌も期待できます。

 

「長寿ホルモン」であるアディポネクチンを増やして、いつまでも健康をキープしていきましょう!

 

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