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  • ダイエットでサラダチキンをオススメしない理由とは?

    2020年10月16日
    ファスティング食事

    ダイエットでサラダチキンをオススメしない理由とは?

    皆さんはダイエット食品と聞いて何を思い浮かべますか?

    おそらくかなりの人がサラダチキンをイメージするのではないでしょうか?

     

    確かにサラダチキンの原料である鶏むね肉は、低カロリー・低脂質・高タンパク質でカラダ作りにおいては、非常に良い食材です。

    しかし、実は身体を鍛えているトレーナーで、市販で販売されているサラダチキンを食べている人は少な買ったりするんです。

     

    今回は、ダイエットでサラダチキンをオススメしない理由について解説したいと思います。

     

    ダイエットでサラダチキンをオススメしない理由

    早速結論から書いていこうと思いますが、今回取り上げる「サラダチキン」とはスーパーやコンビニで販売されている市販のサラダチキンのことですので、それを踏まえて解説していきますね。

     

    ダイエットでサラダチキンをオススメしない理由は下記の3点です。

    市販のサラダチキンをオススメしない理由

    1. 添加物・塩分が多く含まれている。
    2. 外国産が多く、飼育方法も不明。
    3. 価格が高い。

     

    1. 添加物・塩分が多く含まれている。

    まず1つ目は、市販のサラダチキンには添加物・塩分がとっても多いんです

    コンビニのサラダチキンの裏面を見てみると、このような成分表示表があります。

     

    野菜パウダーの後ろにある斜線から下が全て添加物の表示になっています。

    この成分表示を見ると、サラダチキン一つに8つの食品添加物が使用されていることがわかります。

    つまり、サラダチキンといってもその味は添加物によって付けられているもので、ほぼ人工的に作られているということを理解しておかなければいけません。

     

    では、ここに記載されている食品添加物がどういう働きをしているのか少し上げてみます。

    • 加工でん粉
      加工でん粉(加工でんぷん)とは「でんぷん」を化学的に利用しやすいように加工したものです。サラダチキンにおいては、チキンのうまみを閉じ込めたり増量したりする役割があります。一口に加工でんぷんと言っても12種類ほどありますが、成分表示には「加工でん粉」のみの表示のみです。そして、中には発がん性が心配されて種類もあります。

     

    • pH調整剤

    pH調整剤は保存料の代用品にもなり、保存性を高めるなどの効果があります。

    pH調整剤には34種類ありますが、こちらも一括表示が可能なため何を使っているのかはわかりませんが、中でも問題視されているのが「リン酸塩」というものです。

    リン酸塩は亜鉛を体外に排出してしまうことがあり、亜鉛が不足すると味覚障害を引き起こします。

    その他にも、カルシウムの吸収を妨げ、骨粗鬆症のリスクを高める危険性もあります。

     

    • 調味料

    先ほどの成分表示には「調味料(アミノ酸等)」と表示されています。

    この「アミノ酸等」とは、うまみ成分でもあるL-グルタミン酸ナトリウムを、化学的に製造したものです。

    これは食品の味にかかわるものですが、化学調味料のうまみは強く、過剰に摂取すると頭痛や味覚障害を引き起こす可能性もあります。

    市販のサラダチキンが美味しいのは、このような化学調味料が含まれているからなんです。

     

    添加物が含まれた食べ物を1回摂ったくらいでは、身体に何か症状が出るわけではありません。

    ですが、10年20年摂り続けている人といない人では、身体の健康状態には大きな差が出る可能性があり、そのような毒素はずっと身体に溜まり続けているということを、考えていくことが大切です。

     

    身体の内部からデトックスして整えるファスティングに関する記事はこちら

    健康な身体を目指したい方は、是非ご一読ください。

     

    2. 国産ではない場合が多く、鶏肉の飼育方法も不明。

    市販のサラダチキンをオススメしない2つ目の理由は、サラダチキンの多くが外国産であるということです。

    コンビニやスーパーに行った時に、サラダチキンの成分表示を見てみてください。

    おそらくほとんどの鶏肉が外国産だと思います。

     

    外国産のものが一概に悪いということではありませんが、外国産は鶏の飼育環境が全く分からず、食べている飼料や打たれているワクチン、輸送の際に保存を効かせるための化学物質など、人間の身体に悪影響を及ぼすものを見えないうちに摂取する危険性が高い、ということを理解しておかなければいけません。

     

    自分が食べている鶏肉がどのような環境で育てられているのか、サラダチキンでは全く分からないため、そういったこともオススメできない理由の1つです。

     

    3. 価格が高い。

    3つ目は価格が高いということです。

    先述したように、鶏肉の原産国は外国産が多く、添加物を多く含んでいる食材であるにも関わらず、100gでおよそ200円するのは割高だと、私は思っています。

     

    スーパーに並んでいる国産の鶏肉は、メーカーによりますが300gで300〜500円ほどが多いです。

    つまり、100gあたりの値段ではスーパーの鶏肉の方が安いというのがほとんど。

     

    もちろん、サラダチキン以外にも炭水化物や野菜類を食べるので、価格が割に合わないということが、オススメできないポイントです。

     

    自分の身体を考えて自炊をしよう

    市販のサラダチキンをオススメしない3つのポイントを挙げていきましたが、私が一番伝えたいことはは「サラダチキンは食べないで!」ということではありません。

    大事なことは、1日の15分の時間をとって自炊をした方が身体の健康にも経済的にも圧倒的に良いということです。

     

    自炊といっても、家でサラダチキンを作るのは15分もあればできます

    1. お湯を沸騰させる。
    2. 沸騰したお湯に鶏肉を入れて、すぐに火を消す。
    3. そのまま10〜15分ほど放置。

    これだけでサラダチキンはできちゃうんです。

    そのままの味が苦手であれば、醤油・みりん・お酒などのん調味料で味をつければかなり美味しく食べることができると思います。

    ズボラな方でもこれなら簡単にできると思いますので、身体のために自炊する習慣を是非つけていただきたいと思います。

     

    ちなみに、スーパーで鶏肉を選ぶときは下記を参考にしてみてください。

    鶏肉を選ぶときの基準

    1. 肉からドリップ(水っぽい液体)が出ていないもの。
    2. 鶏肉の色が透明感のあるピンク色をしている。
    3. 鶏肉の表面に張りがあるもの。
    4. 国産鶏で飼育方法の記載があるもの。

     

    私たちの身体はおよそ60兆の細胞でできていますが、それらの細胞はどのようにできているのか?

    それは我々が食事から摂った栄養です。つまり、食べたものが私たちの身体を作っています。

    We are what we eat.」(私たちは食べたものからできている)ということわざは、まさにそれを端的に表現するものです。

     

    いつまでも健康にいられる身体を、目指していきましょうね^ ^

     

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  • アスリートや芸能人も取り入れるファスティングダイエットとは?

    2020年10月14日
    デトックスファスティング食事

    アスリートや芸能人も取り入れるファスティングダイエットとは?

    近年はダイエットブームで、糖質制限やケトジェニックダイエット、〇〇ダイエットなど様々なダイエット方法が登場していますが、その1つにファスティングダイエットがあります。

    芸能人やモデル、アスリートなどがファスティングを普段から取り入れているということをきっかけに、一般の方でもファスティングに対する認知度はかなり高くなってきています。

    本日は、ファスティングダイエットについてのやり方や失敗しないポイントを解説していきます。

     

    ファスティングダイエットとは?

    まずファスティングとは、日本語で「断食」のことを指します。一定期間食事を断つことでダイエット効果を期待して行うのが、ファスティングダイエットになります。

    そのはじまりは、宗教的な慣習や僧侶の修行から来ているので、断食=修行でキツイというイメージを持つ人が多いですが、今は飽食の時代で無意識に「食べ過ぎ」が起きてしまっているため、生活習慣病や現代病などの病気が増えています。

     

    食べない期間を作ることで体重・体脂肪率が現象するため、ダイエットとして始める方も多いですが、ファスティングの本来の目的としては、内臓を休息させたり、身体の中に溜まっている毒素を排出することです。

    先述したように、現代人は1日3食で食べ過ぎになっているだけではなく、加工食品やジャンクフードを毎日のように摂取しており、身体に悪いものがどんどん溜まり不調を起こしています。

    また、内臓は食べ物を食べていない時も絶えず消化活動をしているため、肝臓や腎臓、腸などにとても負担をかけてしまっています。

     

    敢えて食べない期間を作ることによって、内臓が休まり代謝にエネルギーを使うことができるため、代謝が高まります。それだけではなく、体内で「オートファジー」と呼ばれる、細胞内の不要なタンパク質を作り変えていく働きが活性化することができます。

     

    他にも下記のような効果を実感することができます。

    • 消化吸収のスピードが上がり、老廃物を出しやすい身体になる。
    • 味覚が正常になり、添加物やジャンクフードではなく素材本来の味を求めるようになる。
    • 血液が浄化されていく。
    • ミトコンドリアが活性化されて、細胞が若返る。
    • ケトン体を分泌することで不要な体脂肪を燃焼する。
    • 五感が鋭くなり、生産性が向上する。

     

    これ以外にも、様々な効果を感じることができるのが、ファスティングです。

     

    ファスティングのやり方

     

    ファスティングは、16時間ファスティング、1日ファスティング、3日ファスティングなど、様々な方法がありますが、今回はオーソドックスなファスティングのやり方を解説します。

    3日ファスティングについて徹底解説している記事もあります。

     

    準備期

    いきなりファスティングをしてしまうと、身体がビックリしてしまい、頭痛などの好転反応が出やすくなります。なので、身体に負担を掛けないために準備期間を1日〜3日設けて、ファスティングに向けて身体を整えていきます。

     

    ファスティング期

    ファスティング期は、代謝酵素を働かせる酵素ドリンクを摂り、その他身体に必要なビタミン・ミネラルを最低限補給しながら行います。

    ファスティングによって身体にどのような変化が現れるかは、人それぞれですので、体調が優れず、継続が難しい場合は無理はしないようにしましょう。

     

    回復期

    ファスティング後の内臓は例えるならば、「赤ちゃんの内臓」です。赤ちゃんの内臓にいきなりハンバーガーやアイスクリーム、消化によく無いものを入れたら、どうなるかは容易に想像がつくと思います。

    回復食では、消化に良い食べ物を少量摂ることから初めて、徐々に内臓を慣らしていきます。

    基本のまごわやさしいの食事については、こちらで解説しています。

     

    ファスティングを失敗しないためのポイント

    どうせやるならファスティングを失敗させたくない、と思われる方がほとんどだと思います。

    僕なりにファスティングを失敗しない=成功させるためのポイントを3つにまとめました。

     

    回復期で暴飲暴食をしない。

    ファスティングを成功させるためには、断食期間=ファスティングだと考えないことです。

    もちろん、身体をリセットさせる期間がファスティング期に当たりますが、それ以上に回復期で食べ過ぎないように気をつけて、暴飲暴食を避けることが大事です。

     

    先述したように、ファスティング後の内臓はまるで赤ちゃんのように繊細かつ敏感です。

    自分の内臓を労ってあげるように、回復期の食べ物は消化の良いものを選択することがポイントです。

     

    目的を決めてファスティングを行う。

    ファスティングを成功させるためには、「なぜファスティングをするのか?」「ファスティングを行うことでどういう身体になりたいのか?」=目的を明確にしておくことが大切です。

    もちろん、体重を落としたい・痩せたいという目的も1つですが、痩せてどうなりたいのかということを長期的に考えて、ファスティングに臨むことで自分が行なっている意味を理解して、ファスティングを行うことができます。

    そうすれば、準備期や回復期にどのような食事をしないといけないのかも自ずと理解できるでしょう。

     

    ファスティングを習慣にする。

    これが最も大事なポイントになりますが、是非ファスティングを習慣にしてください

    1度のファスティングで体重や体脂肪率、身体の体調が良くなったりするかもしれません。

    しかし、また以前のような食事に戻したら、身体の中に毒素が溜まっていき内臓には負担がかかりますし、健康に良いものだと思われている食品でも、見えない化学物質が含まれています

     

    そのため、ファスティングを月1回、3ヶ月に1回でも良いので習慣にしていくことで、身体はどんどん健康になっていきます。

    ただのイベントではなく、習慣としてのファスティングを取り入れてみてください。

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  • ヨーグルトが身体に良いというエビデンスはあるのか?

    2020年10月12日
    デトックスファスティング食事

    ヨーグルトが身体に良いというエビデンスはあるのか?

    皆さんは、普段からヨーグルトを食べる食べる習慣はありますか?

    今は市販で様々な種類のヨーグルトが販売されており、「ヨーグルトは身体に良いものだ!」という考えをお持ちの方がほとんどだと思います。

     

    もちろん、僕も今までヨーグルトをたくさん食べてきましたし、ヨーグルトは発酵食品なので整腸作用があり便秘の解消や肌を綺麗にする効果を持っているということを思って食べてきました。

    しかし、今回は常識を疑って、「ヨーグルトが身体に良いというエビデンスはあるのか?」ということを書話していきますので、よかったら参考にしてください。

     

    ヨーグルトが身体に良い!というのはどこから来たのか?

    そもそも、「ヨーグルトが身体に良い」という説は、イリヤ・メチニコフ(1845~1916)というロシアの学者の研究から来ているようです。

    彼は腸の中にいる、今でいう「悪玉菌」によって老化が進むということを考え、ブルガリア地方に長寿の方が多いことに着目しました。

    そして「ブルガリア人が長寿なのは食事に関係があるはず」と考え様々な食物を調べたところ、ヨーグルトが長寿に影響がある、と考えたようです。

    そして、この説が注目を集め、世界中で「ヨーグルトは健康にいい」と言われ始めたと言われています。

     

    つまり、ヨーグルトが身体に良いという説は、およそ100年くらい前に提唱されたものであり、非常に古典的だということなんです。

     

    「ヨーグルトが身体に良い」というエビデンスは確立していない。

    現代では、スーパに行くとヨーグルトのコーナーがあって、様々な企業がヨーグルトを販売しています。

    そして、ヨーグルトを食べることのメリットとしてよく言われているのは、

    • 整腸作用
    • 美肌効果
    • 免疫力強化
    • 花粉症の予防・改善
    • 潰瘍性大腸炎の改善
    • アトピー性皮膚炎の緩和
    • コレステロール値の低下

    などなど、様々です。

     

    では、上記の改善はエビデンスが出ているのでしょうか?

    答えはNOです。

     

    実は、ヨーグルトを取ることで上記の効果を得られるというのはエビデンスが出ていません。

    なので、明確に表示することはできないんです。

    かなりショッキングな内容ですが、「ヨーグルトが身体に良い」というのは100年前に言われていることから進展していないということなんです。

     

    じゃあ、全くヨーグルトに効果はないのか?と思われるかもしれませんが、今後の研究によって立証される可能性もありますので、バッサリと「身体に悪いから食べない!」という訳ではありません。

     

    また、近年の研究では、腸内細菌が病気の予防に繋がるということも言われています。

    腸内細菌が肥満やアレルギー性疾患、動脈硬化、がん、それに不安障害のような精神疾患などにも関与しているといわれている
    (Lynch SV, Pedersen O. The Human Intestinal Microbiome in Health and Disease. New England Journal of Medicine. 2016 15;375(24):2369–79)。

     

    ヨーグルトも乳酸菌を用いて乳を凝固させた発酵食品ですから、腸内細菌に良い影響を及ぼすという可能性は十分に考えられます。

     

    しかし、日本で売られているヨーグルトで質の高い臨床試験はほとんどされていないという現状ですので、やはり「身体に良い!」ということを明確に言うことは難しいんです。

     

    ヨーグルトを選ぶときの基準やポイント

    今まで、「ヨーグルトが身体に良い」ということは立証されていない、ということを中心にお話しました。

    ただ、私はヨーグルトは全然摂っても良いと考えています。

     

    その理由は、乳糖不耐症・乳アレルギーを持っている人や過剰摂取をしない限り、ヨーグルトを少し食べたからといって身体に悪いということはないからです。

    また、加工食品やジャンクフードと比べたら、ヨーグルトは三大栄養素、カルシウムやビタミンなどがしっかりと含まれているからです。

     

    ただし、市販で販売されているヨーグルトは身体に悪いものが含まれている可能性がありますので、ヨーグルトを選ぶ基準・ポイントを自分なりにまとめました。

     

    1.  国産乳100%のもの

    →まず1つ目は、「国産乳100%」の記載があるものです。海外製の商品は保存状態を良くするために化学物質が含まれていることが多く、また牛の飼育方法も全く分からないため、原材料である牛乳の質が良くないことが考えられるからです。

     

    2. 無糖・無添加のもの

    →市販で販売されている「美味しい」ヨーグルトのほとんどは砂糖が加えられている加糖ヨーグルトです。必ず成分表示に砂糖の明記が無いものを選択すること、また香料やゼラチンなどの添加物が含まれていないヨーグルトの方が身体にとっては良いです。

     

    3.産地や飼育方法の明記があるもの

    →市販されているヨーグルトの産地やメーカーが明記されているものを選ぶようにしましょう。また、こだわるのであれば乳牛の「飼育方法」が分かるヨーグルトを選ぶことをオススメします。
    乳牛の飼育方法は「ストールバーン」と「フリーストールバーン」に分類されます。
    ストールバーンは牛を1頭ずつ収容するストールという区画に1頭1頭の牛をつなぐ方法で、ほとんどがこの飼育方法です。そのため、牛はほとんどそのケージ内で生活をしておりストレスが溜まりやすいです。一方で、フリーストールバーンは、牛が自由に歩き回れるフリーストールという休息場を備えた牛舎です。広大な敷地が必要になりますが、牛は自由に暮らすことができストレスも少ないため乳の状態も良いです。
    フリーストールバーンで飼育された牛によって作られたヨーグルトの方が価格は高くなりますが、栄養価や素材本来の美味しさはありますので、健康への投資だと思って選ぶと良いでしょう。

     

    食べるものが、自分の身体・健康を作っています。
    是非選ぶ基準を参考に、良い食品を選択する癖を付けていただければと思います。

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  • ダイエットに最適な豆腐の効能や選び方のポイント

    2020年10月11日
    デトックスファスティング食事

    ダイエットに最適な豆腐の効能や選び方のポイント

    カロリーが低く、ダイエット食材として非常に優秀なのが豆腐です。

    その効能が評価され、「TOFU」として世界にも通用する長寿食になっています。

    今回は、豆腐に含まれている栄養素や効能、正しい選択方法などについて解説をします。

     

    ダイエットに興味がある方は、ファスティングについて解説しているこちらの記事もオススメです。

    正しいファスティング理解してる?パーソナルトレーナーが徹底解説!

     

    豆腐の栄養と効果効能

    豆腐は、大豆から摂った「豆乳」と海水から塩を抜き取った後に残る「にがり」から作られます。

    大豆は植物性タンパク質が豊富で、その他にも機能性栄養素が多く含まれており、にがりにはマグネシウムやカルシウムなどの身体に必要なミネラルが含まれているため、毎日積極的に摂取したい食品です。

     

    豆腐に含まれている主な栄養素の一覧が以下となります。

    豆腐に含まれる主な栄養素と効能
    • イソフラボン:植物エストロゲンとも呼ばれており、骨粗鬆症やガン、動脈硬化の予防に効果があります。
    • レシチン:血管に付着したコレステロールを溶かし、血流を良くする脂肪代謝機能があります。脂肪肝の予防にも効果があります。
    • コリン:食物と一緒に摂られたレシチンが腸内で分解されコリンとして独立。脳に運ばれ、情報伝達物質のアセチルコリンに変わります。脳機能を向上させて脳の老化予防に繋がります。
    • リノール酸:不飽和脂肪酸で、善玉コレステロールを増やします。高血圧・コレステロールに由来する動脈硬化の予防が期待できます。
    • サボニン:活性酸素を抑制する働きを持ち、成人病や老化防止に効果があります。
    • オリゴ糖:ビフィスス菌を増やし悪玉菌の増殖を抑えます。また、腸の運動を活発にし、免疫力向上や発がん性物質を分解する効果があります。
    • カルシウム:歯や骨を作り、精神を安定させイライラすることを予防します。
    • ビタミン:特にビタミンE・B1・B2・ナイアシンを豊富に含みます。ビタミンEは血行を良くするので美肌や肩こり解消に効果があり、ビタミンB・ナイアシンは皮膚や粘膜の健全化に効果があります。

     

     

    豆乳の種類と選び方について

    次に、豆腐を選ぶ時のポイントについて話をしていきます。

    その前に、豆腐には色々な種類があるので、まとめておきます。

     

    豆腐の種類

    1. 豆腐

    • 木綿豆腐:大豆から熱湯によりタンパク質などの可溶成分を抽出したもの(豆乳)に凝固剤(にがりなど)を加えて凝固させたものを崩し、型箱に移し、圧搾・成型したもの。
    • 絹ごし豆腐:豆乳と凝固剤を型箱の中で混合し、全体をゼリー状に凝固させたもの。
    • 充填きぬごし豆腐:豆乳をいったん冷却し凝固剤を混入した後、包装容器に注入密封の上加熱し、全体をゼリー状に凝固させたもの
    • 焼き豆腐:もめん豆腐を圧搾、水切りした後、焙焼したもの

    2. 豆腐加工品

    • 油揚げ:木綿豆腐を薄く小さく切って圧搾・水切りし、低温の植物油で揚げたのち、さらに高温の植物油で揚げたもの。
    • 厚揚げ:木綿豆腐又はきぬごし豆腐を水切りしてから高温の植物油で揚げたもの
    • がんもどき:木綿豆腐を崩し、水切り後、具(ごぼう、人参など)を入れ、成型し、低温の植物油で揚げたのち、さらに高温の植物油で揚げたもの

     

    まず、豆腐には木綿豆腐などの純粋な豆腐と、油揚げなどの豆腐加工品に分類されます。

    豆腐加工品は、高温の植物油で揚げておりますので、身体にとっては良いものではありませんので避けることをオススメします。

    基本的に選ぶときには、豆腐に分類されている食品を選択することが前提です。

     

    それを踏まえた上で、豆腐の選び方は3つです。

    1.  国産大豆100%のもの

    →パッケージに国産大豆100%と記載されたものを選択しましょう。輸入大豆が使われている豆腐は遺伝子組み換え技術を使用した大豆が多いこと、日本に輸入するときに防腐剤などの大量の薬剤がかけられている可能性が高いためです。

     

    2. 天然のにがりだけで作られたもの

    →豆腐は豆乳を凝固されて作られるものですが、科学的に作られた凝固剤「グルコノデルタラクトン」が使用されている豆腐は身体に悪いです。この凝固剤は少ない豆乳でも固まりコストダウンに繋がるため、使用されています。成分表示に「塩化マグネシウム」や「天然にがり100%」と記載されている豆腐を選択ししましょう。

     

    3. 消泡剤不使用のもの

    →製造する過程において、豆乳を加熱すると泡が発生しますがそれを防ぐために、消泡剤という食品添加物が使われているものがあります。成分表示に明記が義務付けられていないため、「消泡剤不使用」と明記されているものを選択しましょう。

     

    マゴワヤサシイを中心の食生活を意識する。

    今回は、豆腐の栄養や効能、選ぶときのポイントについて解説をしていきました。

     

    豆腐は低カロリーでタンパク質や機能栄養素も非常に豊富なため、ダイエットだけでなく健康づくりのためにも毎日摂取していくと良いでしょう。

     

    摂取のポイントとしては「マゴワヤサシイ」を基本として献立を考えていくことです。

    詳しくは、ファスティングについて解説しているこちらの記事をお読みください。

    正しいファスティング理解してる?パーソナルトレーナーが徹底解説!

     

     

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  • 細胞レベルでデトックスする最良の方法とは?

    2020年10月8日
    デトックスファスティングライフスタイル食事

    細胞レベルでデトックスする最良の方法とは?

    「身体をしっかりデトックスしましょう」と最近はよく言われていますね。

    今回お話するのは、デトックスって具体的にどのようなことを指すのか、そして身体をデトックスするために必要なことは何なのかを解説していきたいと思います。

     

    身体には毒素が溜まりまくってます

    まずはじめに、現代人の身体の中には毒素が溜まりまくっています。

     

    その代表例として挙げられるのが、まず食品です。

    今の時代は、幸せなことに、美味しいものがいつでも食べられるような環境に私たちは住んでいます。

    24時間やっているコンビニや手軽に食べれるファストフード店、居酒屋やファミレスなど、自由に食べるものを選択することができますし、安くて美味しいお店がたくさんありますよね。

    ただ、美味しいものの反面、食べ物にはたくさんの食品添加物が含まれている、ということをしっかりと理解しておかなければいけません。

     

    添加物は保存料や人工甘味料、合成着色料、乳化剤、農薬など、実にたくさんあります。

    そして、それらの添加物は人間の身体にとって毒であるため、それを排出しようと私達の腎臓や肝臓がフル活動してくれているわけです。

     

    それ以外にも、食品には重金属や化学物質などが含まれており、身体に良いと言われている魚や卵も、ものによっては毒性が高いものがあるため、素材そのままだからといって何でも良い訳ではないということをご理解しておくと良いです。

     

    その他、身体に溜まる毒素としては、車から出る排気ガスや紫外線、タバコの煙などがあります。

    目に見えないところから、どんどん毒素が身体に溜まっているため、毒素を排出する、つまりデトックスを意識して行なっていくことが必要という訳です。

     

    では、次に私たちはどのように毒素を出しているのか、ということについてお話します。

    私たちが身体から毒素を排出する割合は下記となっています。

     

    • 便:75%
    • 尿:20%
    • 汗:3%
    • 爪:1%
    • 髪:1%

     

    つまり、身体のデトックスで一番大事になるのは、便をしっかり出すことなんですね。

    食生活やストレスによって便秘になっている方や、水便や下痢が多い方は腸内環境が乱れており、便の状態が悪いため、身体の中にかなり毒素が溜まっている可能性が高いということです。

     

    また、汗をかいてデトックスをするということはよく聞きますが、実は毒素の排出には3%しか関わっていないんです。

    もちろん、3%でも関与するので汗をかくことは大切ですが、デトックスをするためには便や尿でしっかりと排出してあげるという方が優先です。

     

    ファスティングは細胞レベルのデトックス

    毒素を出すには便や尿からしっかりと排出するということをお話しましたが、普段出ている便や尿は、食べ物を消化吸収した時の老廃物ですので、身体に長く溜まっている毒素を出すことはほとんどできていません。

     

    毒素は、脂肪の中に溜まっていたり、筋肉に溜まっていたりするので、そこに溜まっている毒素を血液に排出させていくことが必要になってきます。

    つまり細胞レベルでのデトックスをしないと、身体に溜まっている毒素を出すことは難しいということです。

     

    では、それをどのように解決していくかというと、それがファスティングなんです。

    身体に食べ物を入れない期間を作ることで、オートファジーという古い細胞を新しい細胞に生まれ変わらせる機能が活性化されます。それに加えて、過度に働かせていた肝臓や腎臓が休まり、内臓が本来の働きをしてくれるようになるので、解毒をしっかり行なってくれるようになります。

     

    なので、一番良いのは3日間〜5日間のファスティングを行っていくことで、身体に溜まっている毒素を排出することができ、究極なデトックスになります。

     

    ファスティングを行う時は、専門家の元で正しい方法で行うことで、最大限の効果を得ることができます。

    なので、もしファスティングに興味がある方は、下記の問い合わせからご相談くださいね。

     

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  • 正しいファスティングをパーソナルトレーナーが解説!

    2020年9月2日
    食事

    正しいファスティングをパーソナルトレーナーが解説!

    ダイエット法の1つとして、芸能人やセレブも取り入れているファスティング

    最近になって、「プチ断食」「8時間ファスティング」「週末ファスティング」など、様々なファスティング方法が出回っています。

     

    私自身、ファスティングを実際に体験するまでは、「ファスティング=断食で辛いもの」と思っていましたが、今は自分自身で最低でも月1回はファスティングをするほど、ファスティングにのめり込んでいます。

     

    そして、研究結果や概念を学ぶことで、ファスティングによる健康効果は、他の健康法と一線を画すと考えるようになりました。

     

    今回は、私の経験とパーソナルトレーナーの視点を合わせて、正しいファスティングについてを解説したいと思います。

     

    ファスティングとは?

    まず本題の前に、私が考えるファスティングとは何かを話します。

     

    ファスティングとは、食べ過ぎによって溜まった体内の余分な栄養を取り除き、身体が本来持つ機能を最大限に引き出す健康法だと私は考えています。

     

    なので、「ダイエットのためにファスティングをする」という考えではありません。
    (体重や体脂肪率が落ちるのは、食を断つので当然だと考えています。)

     

    体重・体脂肪が理想に近づくというのはもちろん、

    老化している内臓や血管など、目に見えない部分を細胞レベルでアプローチすることができることが、ファスティングを行う最大のメリットであると考えています。

     

    現代人にファスティングが必要な理由

    では、そもそもなぜファスティングが必要なのでしょうか?

     

    それは、現代人は摂りすぎているからです。

     

    私たちの祖先は、数十万年前からずっと飢餓や粗食の中で進化し、繁栄してきました。

    その中で、私たちの生活で身近にある加工食品が登場したのは、ほんの40年前からです。

     

    つまり、歴史から見ても今の食生活は非常に新しい生活様式なんです。

     

    そして、問題としては、私たちの脳が数十万年前の祖先と全く同じ仕組みを持っているということです。

     

    つまり、食生活が大幅に変わっても脳の仕組みは変わらないため、食品添加物や加工食品などの新しすぎる食品は、脳にとって刺激が強すぎてしまうのです。

     

    その結果、肥満・糖尿病・ガンなどの生活習慣病や、慢性的なストレス・睡眠不足に、多くの人が悩まされるようになっています。

     

    今の私達の生活には、脳や細胞が認識できない食品で溢れています。

    だからこそ、ファスティングを行い、身体も脳も正常な状態に戻していく期間を作ることが大切なんです。

     

    正しいファスティングを理解してる?知っておくべき基本の10カ条

     

    それでは、基本となる概念を踏まえた上で、

    正しいファスティングで知っておくべき10カ条を紹介します。

     

    1. ファスティングは何も摂らない絶食ではない

    私が推奨する正しいファスティングは、何の栄養も摂らずに、水だけで過ごす絶食ではありません。

    なぜなら、皆さんは平日に仕事をしなければいけませんし、日常生活に支障をきたさない範囲でファスティングを行なって頂きたいからです。

     

    そのため、ファスティングでは、酵素ドリンクによって最低限の糖を補給し、麦茶や梅干し・サプリメント等で微量栄養素であるビタミン・ミネラルを摂りながら行います。

     

    水だけ断食や、何も摂らない断食は、危険が伴います。

    仕事しながらでもファスティングはできる、というのがポイントになります。

     

    2. ファスティングが身体に良い理由

    ファスティングが身体に良い理由は、冒頭でも少し説明しましたが、得られる効果をより具体的に解説します。

     

    最も一般的な効果としては4点です。

     

    1. ダイエット効果

    食べ物を食べないことで、体重が落ちるのは当然のことですが、ファスティングによるダイエット効果のメカニズムを説明しますね。

    食事を24時間以上摂らない状態が続くと、身体のエネルギー源である糖質が枯渇してきます。すると、身体は脂肪を分解して、エネルギーとして使うようにシフトしていきます。(こういう機能が自然と働くって、人間の身体ってスゴイですよねと感心してます。)

    脂肪を分解して、「ケトン体」と呼ばれるものをエネルギー源とすることは「ケトン体代謝」と呼ばれています。ケトン体代謝になると、なんと20倍〜100倍も脂肪が分解されるため、短期間で体重・体脂肪率を落とすことができます。

     

    2. 血液の浄化

    普段の食事と良く口にしている、肉・魚・卵などの動物性タンパク質や加工食品を摂り続けると、それらを分解する肝臓や腎臓に大きく負担がかかります。その結果、血液がドロドロになり、心疾患や動脈硬化・高血圧など、様々な病気の原因となります。血液を健康に保つことは、健康的な身体を手に入れるためには欠かすことができません。

    ファスティングは、内臓を休息させる期間を作ることで本来の機能を取り戻し、血液を浄化することができるため、身体の内側から健康にすることができます。

     

    3. 腸内環境の改善

    腸は第二の脳(脳腸相関)とも言われており、腸が綺麗になることで肌荒れ・体臭・便秘・下痢など、身体の様々な不調を改善することができます。
    ファスティングを行うことで日頃から負担をかけている胃腸を休ませ、腸内環境を整えることができます。

     

    4. 味覚の正常化

    加工食品やコンビニ食品を摂り続けていると、味覚が鈍くなり、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味の感度がどんどん落ちていき、過食や塩分の過剰摂取になってしまいます。

    ファスティングを行うことで、味覚を本来の状態に戻し、砂糖やファストフード、加工食品を欲しない身体へと導いていくことができます。

     

    ファスティングでは、上記以外にも、目に見えない細胞レベルへの効果が非常に高いものです。

    そのため、ただダイエットの目的として行うのではなく、病気を予防して、身体の健康を作るという観点で、取り入れることをオススメします。

     

    3. 準備期間と回復期間って必要?

    ファスティングの効果を最大限出すためには、実は準備期間と回復期間(特に回復期間)がとても大事です。

    実際の流れは後ほど解説しますが、準備期はファスティングを迎えるために体調を整える期間回復期は内臓の負担やリバウンドを防ぐ期間として、正しく取り入れることが必要です。

     

    4. 1回のファスティングでどのくらい痩せるの?

    1回のファスティングでどれくらい痩せるかは、1人1人の体重や、実施期間、準備期間によって変動してきます。私が実際に体験し、多くの人の話を聞いた限りだと、3日間のファスティングで女性は平均2〜3キロ、男性で平均3〜4キロは体重が落ちています。ファスティング終了後には、最低でも1キロは体重が戻りますが、それは、食べた物(炭水化物やタンパク質)に水分子がついて起こることなので、全く問題ありません。

     

    5. 運動はしないほうが良いの?

    「ファスティング中に運動はしない方が良いんじゃない?」と思いがちですが、実はファスティング中こそ、運動することをオススメします。

    先述したように、ファスティング中は脂肪を分解して「ケトン体」という物質が体内に発生しますが、運動せずに、消費をしていかなければ分解された脂肪を燃焼することができません。その結果、また脂肪として体内に蓄積されてしまうので、普段と変わらず運動はしても良いです。

     

    具体的には、自重で行う軽めの筋トレやウォーキングなどの有酸素運動がオススメです。(少し息が上がるくらいの強度になります。)

     

    ファスティング中に筋トレや有酸素運動を行う際の注意点は下記の3点です。

    1. 酵素ドリンクを飲みながら行う

    運動中は低血糖状態になりやすいため、酵素ドリンクから糖質を補給しましょう

     

    2. ビタミン・ミネラルの補給は怠らない

    運動で汗をかくと、ビタミンやミネラルも失います。なので、梅干しや麦茶で補給しましょう。

     

    3. 運動習慣がない人は無理をしない。

    元々運動習慣がない人は無理をしないことです。まずはストレッチやヨガ、ウォーキングなどを取り入れてください。

     

    6. 筋肉は落ちないの?

    私はパーソナルトレーナーなので、ファスティングによって筋肉が落ちないか?ということは徹底的に調べて、学びました。

     

    結論からいうと、運動と最低限の栄養を取り入れることで、筋肉が落ちることはほぼありません。

     

    そもそも、筋肉が落ちる→分解されるというのは、身体には糖新生が備わっているからです。(糖新生:身体で糖がなくなると、筋肉=タンパク質を糖に作り変えてエネルギーにする仕組みのこと)

     

    作り変えた糖質は主に肝臓が使っていきますので、糖新生を防ぐためには、酵素ドリンクから肝臓が糖質を摂取することがポイントです。

     

    私も最長で5日間のファスティングを行いましたが、体組成計で測定したところ、筋肉量の低下はほとんど見られなかったです。

     

    ただ、筋肉の分解をゼロにすることは難しいため、気になる方は筋肉の材料となるアミノ酸(EAAやBCAA)や、筋力アップに関わるクレアチンを摂ると良いでしょう。

     

    ただ、アミノ酸を摂ることで、ファスティング中に得られるオートファジー(古い細胞を新しい細胞に生まれ変わらせる仕組み)の効果を下げてしまう可能性があるため、そこは注意してください。

     

    7. やってはいけない人はどういう人?

    ファスティングは、ほとんどの方が行えますが、以下に該当する方はファスティングをやってはいけませんので、しっかりと確認した上で実施してください。

    ・摂食障害(拒食症・過食症)の疑いがある方

    ・低体重(BMIが16.0未満)の方

    ・重度の偏頭痛を持っている方(過去にも)

    ・妊娠中の方および妊娠している可能性の高い方

    ・出産後半年を経過していない方、出産後生理がまだ来ていない方および授乳中の方

    ・心臓病、糖尿病、およびこれに類する疾病に罹患していない方

    ※それ以外にも身体に心配事のある人は、必ず病院で医師の診断を受けて、自己判断の元行なってくださいね。

     

    8. リバウンドはしないの?

    ファスティングが終わった後にいきなり元の食生活に戻してしまうと、間違いなくリバウンドしてしまいます。ファスティングの効果を最大限出すためには終わった後が大事なので、少しずつ身体を慣れさせていきましょう。

     

    また、普段からの食生活が乱れていたり、加工食品を毎日のように食べている人は、セットポイントが整っていないため、リバウンドしやすくなります。セットポイントが整うことで、体重はキープできるようになるので、長期的に身体を見ていくことが大事になります。

     

    セットポイント:人間の身体に備わっている自動的に一定の体重や体型を保つ仕組むのことです。加工食品やジャンクフードを食べることが多い現代人は、セットポイントが乱れているので太りやすくなります。

     

    9. 空腹感は辛くない?

    今まで当たり前のように、1日3食しっかり食べていた人にとっては、ファスティング1日目〜2日目は空腹感を強く感じる可能性があります。

    しかし、3日目以降は、脳に空腹感を知らせる「グレリン」というホルモンの分泌が減るため、空腹を感じにくくなります。

    プラスして、ファスティング中はエネルギー源が糖から脂肪に切り替わる「ケトン体代謝」にシフトするため、血糖値が安定し、空腹感を感じなくなってきます。

     

    余談ですが、普段からジャンクフード・甘いお菓子・コンビニのお弁当などの加工食品を多く摂取している人は、禁断症状が出やすくなるので、準備期間から(本当言うと普段から)そのような食品を絶つことが大切です。

     

    10. 注意するべきことはある?

    ファスティング中の注意点は下記となります。

    1. 酵素ドリンクをこまめに飲むこと。

    ファスティング中は、酵素ドリンク(30〜100ml)を4〜6倍のお水に薄めてこまめに飲むことを意識してください。それによって血糖値を安定することができ、頭痛やめまいなどの身体の不調を防ぐことができます。

    2. ビタミン・ミネラルの補給をする。

    ファスティング中は身体が酸性に傾きやすく、頭がボーッとすることがあります。そのため、1日2〜3個の梅干し、麦茶、ビタミン系のサプリメントを摂るようにしてください。

    3. 1日最低2Lはお水を飲むこと。
    ファスティング期間中は固形物を摂らないため、身体から水分が抜けて、脱水症状が起きやすくなります。
    そのため、最低でも1日2Lのお水(冷たいお水よりも常温で)を飲むことがポイントです。

    4. ネガティブ思考にならない。

    ファスティング中は、食べないことによるストレスを感じて、「辛い・きつい」とネガティブ思考に考えがちです。しかし、ネガティブ思考になるほど、頭痛や空腹感が出やすくなるため、ポジティブな身体の変化に目を向けていくことが大事です。(主観ですが、ここがファスティングの成功で一番大事だったりします。)

     

    ファスティングプログラムの進め方(準備期間〜回復期間まで)

    では、ファスティングを行うにあたって、実際の手順を解説していきたいと思います。

    ファスティングは、準備期・ファスティング期・回復期の3つの期間で行っていくことで、身体に負担をかけることなく、最大限の成果を出すことができます。

     

    実際のスケジュールの組み方は以下の通りです。

    ①ファスティングプログラム3日間の場合

    1. 準備期(2日間)
    2. ファスティング期(3日間)
    3. 回復期(2日間)

    合計7日間

    ②ファスティングプログラム5日間の場合

    1. 準備期(2〜3日間)
    2. ファスティング期(5日間)
    3. 回復期(3日間)

    合計10〜11日間

     

    準備期と回復期の日数は、ファスティング期間が長くなるほど増やすことで、身体に負担をかけずに行うことができます。

    この日数を無視すると、ファスティング中が辛くなったり、リバウンドが起きやすくなるため、基本的にはこの期間の通りに行なっていくことをオススメします。

     

    準備期

    準備期は、ファスティングに向けて身体を整えていく期間です。

    極端な話、準備期間なしでも、ファスティングは行えますが、その分ファスティング中の空腹感や禁断症状が強くなる可能性があるため、なるべくヘルシーな食生活を送ることが大切です。

     

    では細かいポイントを1つずつ挙げていきます。

    1. 12時から20時の間で食事を摂る。

    準備期では、食事を12時から20時までの8時間におさめ、16時間何も摂らないようにします。それによって、内臓を休息させることができ、良い状態でファスティングに入ることができます。また、時間内での食事回数は1回もしくは2回にして、間食は避けていくようにします。

     

    2. 加工食品を断つ。

    普段から加工食品や食品添加物を摂ることが多い方は、準備期から断つようにしましょう。

    甘いものやジャンクフードを摂り続けると、脳が快楽を求めて食事をするようになり、お腹が空いていなくても食べたくなります。いきなりファスティングに入ると、確実に禁断症状が出てしまうので、この期間からしっかり断つことがポイントです。

     

    3.  動物性タンパク質の摂取を控える。

    準備期では、肉や魚などの動物性タンパク質は控えるようにします。これは、タンパク質の分解過程で肝臓や胃腸に負担がかかってしまうためです。摂ったタンパク質が胃腸に残っていると、オートファジー(古い細胞を食べて、新しい細胞に作り変える身体のはたらき)が起きにくくなってしまい、ファスティングの効果が薄れる可能性があるため、準備期は、豆腐・納豆などの植物性タンパク質を中心にしましょう。

     

    4. カフェインを含まない飲み物にする。

    ファスティング中に起きる頭痛は、ほとんどがカフェインが抜けたことによるものです。

    そのため、普段からコーヒーやエナジードリンクを飲む人は、準備期で絶つようにしましょう。もちろん糖質が含まれる清涼飲料水もNGです。基本的にはお水かカフェインの入っていないお茶を飲むようにしましょう。

     

    「まごわやさしい」を意識する。

    具体的に、準備期にどのような食べ物を摂ると良いかというと、「まごわやさしい」を意識して、食べるようにしていきます。

     

    :まめ類(大豆など) 特に豆腐や納豆、味噌

    :ごま、アーモンド、くるみなどのナッツ類 特にごま、生アーモンド

    :わかめ、ひじき、わかめ、のり、昆布、もずくなどの海藻類

    :やさい類、にんじん、ほうれん草、トマト、たまねぎ、キャベツなど

    :さかな(白身魚・赤身魚)、あじ、いわし、さば、さけ、まぐろ、しじみなど

    :しいたけ、しめじ、エリンギ、えのきだけ、なめこなどのキノコ類

    :いも類、さつまいも、里いも、じゃがいも、山いも、こんにゃくなど

     

    ただし、魚は動物性たんぱく質のため、ファスティングの準備期は(回復期も)魚を抜いた「まごわやしい」になります。

    これらに加えて、玄米やお粥などの炭水化物を適量摂取していきます。

     

    また、ファスティング中は便秘になりやすいため、高食物繊維・発酵食品を積極的に取り入れていくこともポイントです。

     

    1. 高食物繊維食品

    穀類:玄米・胚芽米・麦めし・とうもろこしなど
    豆類:煮豆(大豆、うずら豆、あずき)・納豆・おからなど
    芋類:さつまいも・里いも・こんにゃくなど
    野菜:ごぼう・ふき・セロリ・アスパラガス・青菜類・キャベツ・白菜など
    きのこ類:しいたけ・しめじ・えのきなど
    海藻類:わかめなど

     

    2. 発酵食品

    納豆・キムチ・味噌・チーズ・ヨーグルトなど

     

    ファスティング期

    ファスティング期は、酵素ドリンクが中心になりますが、身体に最低限必要なビタミン・ミネラルは補給しながら行っていきます。

    この期間は胃腸が休息して、身体の古い細胞が新しい細胞へと入れ変わっていくオートファジーが働きます。
    空腹感とうまく付き合いストレスをネガティブに捉えないことが、ファスティングを成功を左右します。

     

    ファスティング期のポイントとしては、下記になります。

    1. 酵素ドリンクをこまめに飲む。

    ファスティング期は、低血糖症状による頭痛や身体の不調が起こりやすいため、酵素ドリンクを飲むことで血糖値を一定に保つことが大切です。酵素ドリンク30〜100mlほどを4〜6倍のお水で薄めて、1日を通してこまめに飲むようにしましょう。

     

    2. 1日2Lのお水を飲む。

    酵素ドリンクに加えて、最低でも1日2Lは常温のミネラルウォータを飲むようにします。尿の色が濃い黄色になっていたら体内が脱水になっているサインです。水分補給を意識して行うようにしてください。

     

    3. 梅干しを食べる。

    人間の身体はもともと弱アルカリ性に保たれていますが、ファスティング中は酸性化しやすく、それによって身体の不調が生じやすくなります。梅干しはアルカリ性食品ですので、ファスティング中は1日3個まで摂ると良いです。梅干しには疲労回復を促すクエン酸も含まれているため、ファスティング中にはぴったりです。

     

    4. サプリメントを摂取する。

    ファスティング期は固形物をほぼ摂れないため、身体に必要なビタミン・ミネラルをサプリメントから補給することをオススメします。特に、マグネシウムや亜鉛などのミネラル、ビタミンCやビタミンB群のビタミン系のサプリメントを摂ることがオススメです。

     

    ファスティングによって身体にどのような変化が現れるかは、本当に人それぞれです。

    もし、体調が優れず、継続が難しい場合は無理はせず、身体と相談しながら行っていきましょう。

     

    回復期

     

    ファスティングの成功・失敗は、回復期にかかっていると言っても過言ではありません。

    回復期では、少しずつ暴飲暴食を防ぎながら、少しずつ胃腸を活動させていきます。

     

    回復期の具体的な食事内容は下記になります。

     

    1日目;大根と昆布の汁+きゅうり+味噌汁

    1日目は、大根と昆布を40分間煮込んだお汁から飲むようにします。汁を飲んだ後は、細かく切ったきゅうりと大根を味噌につけて、ゆっくりと咀嚼して召し上がってください。

    食べ終わった後に、胃腸がグルグルと鳴り便意を感じたら、内臓が働き始めたサインです。

    水のような真っ黒な便が出ますが、黒い色素は胆汁であり全く問題はありません。(俗に言う宿便がこのことです。)

     

    1日目で食欲をいかにコントロールできるかが成功のポイントになりますので、このフェーズは最も大切にしていきましょう。

     

    2日目;お粥、味噌汁、豆類などの植物性タンパク質

    2日目は元の食生活に戻していきますが、動物性のタンパク質は内臓への負担が大きいので控えるようにします。お粥、味噌汁、納豆、サラダを中心にして、ゆっくりと召し上がるようにしましょう。

     

    3日目以降:「まごわやさしい」をベースに加工食品を避けた食事

    3日目以降は、肉や魚などの動物性タンパク質も含めた通常の食事へと戻していきます。

    ただし、ファスティング後の内臓や身体の細胞が綺麗な状態であっても、添加物の多い加工食品の多い食生活に戻してしまうと、せっかくのファスティングが台無しになってしまいます。

    コンビニ商品やファストフード、お菓子などの加工食品を極力避けた食生活を意識していくことで、ファスティング後も、健康な身体作りに繋がっていきます。

     

    不安がある方は専門家に相談を

    今回はファスティングについて、私の経験とパーソナルトレーナーの視点から解説をしていきました。

     

    ファスティングは得られる効果が非常に高いですが、自己流で行うと筋肉を落として、リバウンドを招いてしまうこともあります。

     

    そのため、ファスティングをする際は必ず専門家の元で実施しましょう。

     

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