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老化を防ぐ「ファイトケミカル」とは?
2021年3月23日未分類食事老化を防ぐ「ファイトケミカル」とは?
こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。
今回は、老化を防いで健康的な身体を作るのに重要な「ファイトケミカル」について解説をしていきます。
ファイトケミカルとは?
私たちは呼吸によって、身体に酸素を取り込みますが、その一部に活性酸素と呼ばれるものも一緒に取り込みます。
そして、この活性酸素が体内に増えると、タンパク質と反応して機能を損ねたり、脂質を酸化して過酸化脂質を生じたり、遺伝子の損傷を引き起こします。
その結果、ガン・動脈硬化や生活習慣病の原因となると考えられており、活性酸素を身体に溜めないようにすることが、病気を防ぐ上で非常に大事になってきます。
また、活性酸素は細胞をサビさせて、シワやたるみなどの身体の老化も引き起こすため、日頃から「抗酸化」を意識することで、若々しく健康的な身体を作ることができます。
今回のテーマであるファイトケミカルは、まさにこの「抗酸化作用」が期待できるものなのです。
ファイトケミカルは、野菜・果物・豆類・いも類・海藻などの植物に含まれる化学成分のことで、植物が紫外線や有害物質・害虫から身を守るために作り出した色素や香り・アク・辛味などの成分がこれに当たります。
その効果は、多岐にわたり、
- 抗酸化作用
- 代謝の促進
- 免疫力の向上
- 脳機能の強化
などが期待でき、近年は「第7の栄養素」とも呼ばれている、非常に注目されている成分です。
つまり、日頃からファイトケミカルを積極的に取り入れることで、身体はもちろん、脳にも良い恩恵を受けることができるわけです。
ファイトケミカルは、およそ1500もの種類があることが分かっていますが、
今回は代表的なものをご紹介します。
1. ポリフェノール
A:フラボノイド系
カテキン(緑茶)・ケルセチン(柿)・イソフラボン(大豆)・リグナン(ゴマ)・アピゲニン(パセリ)・アントシアニン(ブルーベリー)・ルチン(ソバ)・ヘスペリジン(レモン)など。
B:非フラボノイド系
レスベラトロール(ブドウ)・クルクミン(ターメリック)・タンニン(緑茶)・コーヒー酸(コーヒー)など
2. カロテノイド
β-カロテン(ニンジン)・リコピン(トマト)・カプサイシン(トウガラシ)・ルテイン(ホウレンソウ)・アスタキサンチン(海藻)・β-クロプトキサンンチン(ミカン)など。
3.含硫化合物
アリシン(ニンニク)・スルフォラファン(ブロッコリー)・アリルイソチアネート(ワサビ)など。
食の選択肢が多い現代社会で健康な身体を作るために、日頃の食生活からファイトケミカルを意識してみてくださいね。
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身体のサビを防ぐ「SOD酵素」とは?
2021年2月19日ファスティングライフスタイル身体のサビを防ぐ「SOD酵素」とは?
こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。
「老化を防ぎ、ずっと若々しくいたい」というのは、誰しも願っていることです。
そして、それを手助けしてくれるのが「SOD酵素」です。
今回は近年注目されているSOD酵素について、詳しく解説していきます。
SOD酵素とは?
SODとは「スーパーオキシド・ディスムターゼ」であり、SOD酵素を日本語で訳すと「活性酸素不均化酵素」です。
簡単にいうと、体内の活性酸素を除去する働きを持っている酵素のことで、「抗酸化作用」を持っています。
SODはMcCordとFridovichによって1969年に発見されており、研究者の間ではかなり古くから知られていますが、近年になって私たちの身体の老化を防ぐために、SODが大切だということが言われるようになりました。
活性酸素が私たちの身体に及ぼす影響
SOD酵素は活性酸素を除去することができるわけですが、「なぜ活性酸素が身体によくないものなのでしょうか?」
実は、私たちが呼吸で取り入れている酸素の約2%は活性酸素です。
つまり、呼吸しているだけでも活性酸素は身体に作られるわけですが、少量の活性酸素は体内に侵入した細菌を倒して身体を守る働きを持っています。
そのため、活性酸素が全部悪い、というものではありません。
活性酸素が身体の中で増えすぎることで、「害」になるということです。
活性酸素が体内に増えると、鉄と反応して「酸化=身体のサビ」が起きたり、脂質と反応して血管中にこびりつく過酸化脂質を作ります。
それによって、しみ、しわなどの老化・ガン・脳卒中・糖尿病・心筋梗塞などの深刻な病気が起こりやすくなることが分かっています。
活性酸素が体内に増えてしまう原因は、紫外線・排気ガス・化学物質・食品添加物・酸化した油脂・ストレスなどです。
つまり、日頃の食生活や生活習慣が悪いことで、どんどん身体がサビて老化してしまうことになってしまいます。
そうなることを防ぐための1つの対策として、SOD酵素を取り入れることが大切なんです。
SOD酵素が活性される食品
では、SOD酵素を活性させるためには、どのような食品を摂れば良いのでしょうか?
SOD含有食品としては、主に以下が挙げられます。
- ルイボス
- カバノアナタケ
- 米胚芽
- 大豆
- メロン
- 落花生種子
特にオススメは「ルイボスティー」です。
ルイボスティーについては、こちらで解説しているので、詳しくはこちらをご一読ください。
Cutlerによると、SOD酵素は生物の寿命を決定する因子であることが分かっており、SOD酵素の生成は20歳をピークにして、40歳を越える頃にはどんどん低下していきます。
普段の生活習慣や食生活を見直して、身体のサビ対策を行なっていきましょう。