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あなたはどちらの酵素を使っていますか?
2021年4月30日未分類あなたはどちらの酵素を使っていますか?
皆さん、こんにちは。パーソナルジムBeUの高正です。最近暖かい日が続いていて、過ごしやすくなってきましたね。
さて、本日は「酵素」のお話をしていきたいと思います。
皆さんも「酵素」という言葉を聞いたことがあると思いますが、「実際に酵素ってなんぞや?」ってことまでは意外と知らないのではないでしょうか?
しかし、私たちが生きていられるのも、この酵素のおかげなんです。
酵素は私たちの体の中にある小さなタンパク質のことで、呼吸をするのも、臓器を動かしているのも、DNAを作ることも、私たちが行う全ての活動には酵素が使われているんです。
つまり、酵素はもともと私たちの体の中に備わっているものなので、最近健康食品によくある「酵素が入っています!」というものに酵素は全く入っていません。また、ファスティングをやる方は酵素ドリンクを飲まれると思いますが、酵素ドリンクにも酵素は入っていません。
これらの食品や飲料は「補酵素」というものが含まれており、いわば酵素を働かせる「お助け隊」みたいな役割をするものなんですね。
では、私たちの体の中にある酵素を働かせることが大切になってくるのですが、酵素は大きく2種類に分類されます。
それが、消化酵素と代謝酵素です。
1つ目の消化酵素は、その名の通り食べ物を消化するときに使われる酵素のことです。代表例としては、唾液やすい臓に含まれる「アミラーゼ」という消化酵素や、胃液に含まれる「ペプシン」などと呼ばれるものがこれにあたります。
そして、2つ目の代謝酵素も、その名の通り代謝に使われる酵素のことです。
「代謝」といっても、私たちがよく気にする「基礎代謝」や肌のターンオーバーなどを促す「新陳代謝」、毒素を無毒なものに変えて排出することも「代謝」にあたります。
では、ここで皆さんに1つ質問です。
私たちが今生きていて、消化酵素と代謝酵素のどちらに多くエネルギーを使っていると思いますか?
答えは、現代人の場合、消化酵素に多くエネルギーを使っているんです。
その理由はシンプルに「食べすぎているから」です。
✗1日3食、決まった時間の食事
✗夜は飲み会や晩酌でアルコールを摂取する
✗小腹が空いたらお菓子を食べる
✗揚げ物、スイーツ、パン、麺類をよく食べる
もし社会人になってもこのような食生活を継続していたら、間違いなく消化酵素ばかりにエネルギーを取られています。その結果、代謝酵素にエネルギーを回せなくなるため、疲れが取れない・睡眠が浅い・肌の調子が悪い・やる気が起きないなどの様々な原因不明の不調に陥ってしまうというわけです。
つまり、どんなに良い栄養を摂ったとしても、結局は消化酵素を使うので、私たちにとって大事な代謝を回すことができなくなってしまうんです。
じゃあ、「何をすれば代謝に酵素が回るの?」という話ですが、そこまで難しく考えることはありません。
◎普段の食生活を少食にする。
◎揚げ物やスイーツなど、消化にエネルギーを使う食べ物を控える。
◎空腹時間を意識して作る。(16時間以上の空腹が理想)
◎定期的にファスティングをする。
「食べすぎを防ぐ」というのが、代謝に酵素を使うための絶対的な条件になります。
もし、あなたが何らかの体の不調に悩んでいるなら、普段食べている食事に目を向けてみてくださいね。
本日のブログは以上になります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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脳のDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)とは?
2021年4月29日ライフスタイル脳のDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)とは?
こんにちは。パーソナルジムBeU代表の高正です。
今年のGWも外出ができなくなってしまいましたね。家にいる時間が長くなるので、食べすぎには気をつけて過ごしていきましょう。
さて、本日のブログは脳の神経活動=DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)のお話になります。
脳の話はかなり専門用語が多く、論文を読んでもかなり高度な内容ですが、できるだけわかりやすく解説していきますね。
さて、皆さんはDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)について聞いたことはありますか?
DMNとは、ぼんやりした状態の脳が行う神経活動のことを指しています。
「え、ぼんやりした状態って脳は働いてないんじゃないの?」と思いがちですが、最近の研究ではボーッとしているとき、つまり脳が意識的な活動をしていないときにも脳の一部分は活性化することが分かっています。
ある部分とは、脳の内側前頭前野、後帯状皮質、楔前部、下頭頂小葉などと呼ばれる場所です。(こちらは覚えなくても良いです)
では、「なぜボーッとしているときにも活性化するのか?」ということですが、DMNには2つの役割があります。
それが、「危機に対する備え」と「情報の整理」です。
1つ目の「危機に対する備え」は、脳が完全に休んでしまうと突然の危機に反応することができないため、脳がいわゆる「アイドリング状態」になっているわけです。これは生存するためには必須の役割であり、研究ではネズミやチンパンジーなどの動物にも存在していることが分かっています。
2つ目の「情報の整理」は、例えると「ぐちゃぐちゃに散らかったデスクを綺麗にする」イメージです。脳が情報を処理するプロセスは入力(五感を通して情報を収集する)→整理(入力した情報を取捨選択する)→出力(言葉や行動として表す)という順番で行われ、DMNが活性化することで「整理する」ということが行うことができるのです。
では、「DMNが発生すると私たちにどのような恩恵があるのか?」ということですが、大きく5つに分けられます。
- 気が散るのを防ぎ、集中力が高まる:逆説的に非集中回路は、集中を維持する能動的で重要な役割を果たします。
- 柔軟な思考ができるようになる:DMNが発生することで、ある課題を次の課題へと注意を切り替えるのに役立ちます。例えば、自分自身の将来の不安や悩み事を抱えていても、スパッと切り替えることができます。
- 過去・現在・未来を統合する:DMNが発生することで、今この瞬間に注意を向けることができるようになります。
- 創造力が高まる:DMNが発生すると、脳の幅広い領域を結びつけることができるため、創造力が高まったり、アイディアが浮かびやすくなります。
- 漠然とした記憶を掘り起こす:DMNが発生することで脳内で情報が整理され、漠然とした記憶を掘り起こすことができます。
そのため、仕事や日常生活でのパフォーマンスを発揮するためにも、DMNを活性化させるべきということになってきます。
では、このDMNを活性化させるためにはどうすれば良いのでしょうか?
それは至ってシンプルで、「何も考えずにボーッとする時間を作ること」です。
例えば、外で散歩をしたり、カフェで何も考えずにリラックスする時間を作ったり、お風呂に入ったり、シャワーを浴びたり、何も考えずに目をつぶったり、とにかく「何も考えないこと」がポイントになります。
最後に今までの内容の補足事項ですが、DMNが活性化しすぎる=暴走状態になることは、私たちにとってはむしろマイナスに働きます。DMNは脳の総エネルギーの60〜80%を占めるということも分かっており、ただ永遠にボーッとしていると、むしろ脳が疲れてしまいます。
メリハリが重要なので、頑張って仕事をしたあとはリラックスする時間を意識的に作ることを、日頃から行ってみてくださいね。
今回の話は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。