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ローファットダイエットとは何だろうか?
2020年3月16日食事ローファットダイエットとは何だろうか?
本日は、ダイエット方法の1つである、
「ローファットダイエット(脂質制限)」
について、パーソナルトレーナーの観点から、お話したいと思います!
ローファットダイエットとは?
ローファットダイエット(脂質制限)とは、
「カロリーの高い脂質を制限することで、摂取カロリーを抑え、減量していく方法」
のことです。
三大栄養素は炭水化物、タンパク質、脂質の3つがありますが、それぞれの1gあたりのカロリーは以下となります。
炭水化物 :4kcal/g
タンパク質:4kcal/g
脂質 :9kcal/g
つまり、炭水化物やタンパク質と比べ、
脂質のカロリーは2倍以上ある
ということです。
ファストフードが太る理由は、この脂質がとても多く含まれており、全体のカロリーが高くなっているからなんです。
余談ですが、基本的にダイエットの原則として、
消費カロリー>摂取カロリー
の状態にしなければ、体重は落ちていきません。
もちろんカロリーが全てではありませんが、ダイエット時の原則としてここを抑えておかないと、「果たして1日どのくらい食べて良いのか」の指標が無いため、計画的にダイエットを行うことが難しいです。
話を戻すと、
ローファットは、カロリーが他の栄養素と比較して、2倍以上ある脂質を制限することで、消費カロリー>摂取カロリーの原則を作りやすくなり、体重が落ちるということになります。
ローファットダイエット時のPFCバランス
では、ローファットダイエットをする時は、
「どのくらいのPFCバランスにすると良いのか?」
というお話をしていきたいと思います。
PFCバランスについて、ご存知でない方は、
以前の記事「PFCバランスについて」を先に読むことをオススメします。
結論から、お伝えすると、
ローファットダイエットでは以下のような、PFCバランスで摂取していきます。
P(タンパク質):25%〜30%
F(脂質) :10%〜20%
C(炭水化物) :脂質とタンパク質を引いた割合
ポイントとしては、脂質の摂取割合を
10〜20%に設定することです。
例えば、1日の目標摂取カロリーを1500kcalとすると、
脂質からの摂取カロリーは150kcal〜300kcalとなります。
1g=9kcalなので、17g〜33gが1日に摂れる脂質の摂取量の目安となります。
ハーゲンダッツアイス(120ml)の脂質が約17g
豚バラ(100g)の脂質が約33g
のため、もしこれを摂ってしまったら1日の脂質摂取量はアウトです。
そのため、大事になってくるのが
低脂質・高タンパク食品を選択する
ということです。
ローファットダイエットでは、炭水化物の摂取は制限されませんが、
だからといって糖質ばかり摂取することはナンセンスです。また、タンパク質の摂取量は体重1kgあたり1.5g〜2gは必ず摂取していきたいところです。
ローファットダイエットのメリットとデメリット
次にローファットダイエットのメリットとデメリットについてお話していきます。
まずは、ローファットダイエットのメリットです。
- 体重の減少が緩やかのため、リバウンドのリスクが低い
- 炭水化物やタンパク質を摂取できるため、カタボリックになりにくい=筋肉が落ちにくい
- 炭水化物の過度な制限がなく、仕事や普段の生活に支障が出にくい
- 空腹感が少ないため、ストレスによる過食が抑えられる
逆にローファットのデメリットは以下となります。
- 脂質を過度に制限しすぎると、ホルモンなどの内分泌系に悪影響が出る。
- 脂質の過度な制限により、人間に必要な髪や肌の潤いが無くなり、老けた印象になる。
- 短期的に大きい減量ができない(1ヶ月あたり2,3kgが目安)
- コンビニや外食での選択が難しい
ローファットダイエットは、比較的緩やかに、長期的に体重を落としたい方に向いています。
ただ一方で、過度な脂質制限をしすぎると、大事なホルモンバランスや生理機能が乱れてしまうので、全く脂質を取らないという極端な思考で行うと、その後戻していくことに時間がかかりますし、身体にかかる負担も大きくなってしまいます。
そのため、必ず脂質10〜20%は最低限摂取していく必要があります。
ローファットダイエットでオススメの食品
最後に、ローファットダイエットでオススメの食品の例を挙げていきたいと思います。
肉 :鶏肉全般(特にもも、ささみ)、牛肉(赤身、もも)、豚肉(赤身、もも)、馬肉、ラム肉
魚介類:アジ、イワシ、サケ、タラ、ホッケ、マグロ(赤身)、エビ、イカ、タコ、ホタテ
乳製品:ギリシャヨーグルト、カッテージチーズ
豆類 :納豆、豆乳
その他:鶏卵(できれば卵白のみ、全卵でも1個ならOK)、プロテイン
これらの食品を中心にしながら、先述したPFCバランスの割合を加味して、摂取していくことで体重は緩やかに落ちていき、カタボリックをできる限り防ぎつつダイエットしていくことができます。
また、今回挙げた以外にも、たくさん高タンパク+低脂質の食品はありますので、成分表示を見ながら選択をしてみると良いでしょう!
それでは、本日の要約とまとめになります。
要約とまとめ
●ローファットダイエット(脂質制限)とは、「カロリーの高い脂質を制限することで、摂取カロリーを抑え、減量していく方法」である。●ローファットダイエット時のPFCバランスの目安は、P(タンパク質):25%〜30%、F(脂質):10%〜20%、C(炭水化物):脂質とタンパク質を引いた割合で設定し、基本的に低脂質・高タンパクな食品を選択する。
●ローファットダイエットにはメリットとデメリットがあるため、目的に合わせて、過度な脂質制限にならないようにすることが大切である。
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PFCバランスを完全理解!
2020年3月14日食事PFCバランスを完全理解!
皆さん、こんにちは!
本日は、
食事において非常に大切な、
「PFCバランス」
についてお話をしていきたいと思います!
それでは本日もよろしくお願い致します!
PFCバランスとは?
皆さんは「PFCバランス」という言葉を聞いたことがありますか?
PFCバランスは
- 減量(ダイエット)
- 増量(バルクアップ)
- 体型維持
をしていきたい!
という皆さんにとって、必ず覚えておいていただきたい考え方になります。
PFCとは、3大栄養素(マクロ栄養素)である
P (Protein):タンパク質
F (Fat):脂質
C (Carbohydrate):炭水化物
の頭文字を取っており、
「タンパク質・脂質・炭水化物が
どれくらいの割合を占めているかの比率」のことを指します。
例えば、近年のダイエットの流行として、
- 糖質制限(ローカーボやケトジェニック)
- 脂質制限(ローファット)
といった、バランスが極端な食事方法が認知されています。
これらのダイエット方法は、PFCバランスが取れておらず、健康上の問題が非常に出てきやすいです。
また、リバウンドのリスクが高くなるため、一時的な変化で終わってしまう傾向が強いです。
最近は、トレーナーの方も上記のような減量方法を取り入れていらっしゃいますが、トレーナーの方は時期によって、ローカーボやローファットなどの減量パターンを変えており、常にPFCバランスも意識した食生活を行なっているため、実はしっかりとバランスを考慮しているんです。
しかし、「糖質制限は痩せる」といったメディアや記事を一般の方が鵜呑みにしてしまい、長い間極端なダイエットをしてしまっている方が、多くいらっしゃいます。
どんな方法を取るにしても、長続きをさせていくために、
PFCがどのくらいの割合になっているか?
ということを意識しながら、行うことで目標としている体重や体型に近づくことができるのです。
理想的なPFCバランス
では、次に理想的なPFCバランスについて解説をしていきます。
厚生労働省では、”エネルギー産生栄養素バランスの食事摂取基準” として、
以下のようにPFCの目標比率を示しています。
P(タンパク質):13〜20%
F(脂質) :20〜30%
C(炭水化物) :50〜60%
ただ、この基準は、生活習慣病の発症予防し、重症化予防を目的に設定されているため、減量や増量したい方は、これらの割合はあくまで参考にして、割合を変化させていく必要があります。
色々な団体が目標のPFC比率を出しているので、一概にどこが合っている、合っていないとは言えませんが、おおよその目安としては、
P(タンパク質):20〜30%
F(脂質) :20〜30%
C(炭水化物) :45〜60%
このくらいが目安となります。
特にタンパク質の摂取量については、
なるべく20%以上
摂ることを意識したいですね。
PFCバランスの計算
それでは、実際に自分のPFCバランスを計算して出していきましょう!
と言いたいところですが、
基礎代謝や運動レベルなど全て計算していくのはとても時間がかかりますし、
あくまでも目安のバランスになるので、
マクロ計算ができるページで一瞬で行なってしまいましょう!
下は20代女性のPFCバランスの一例になります。このような割合で取っていくと、無理なく続けられ、かつバランスの良い摂取ができると思いますので、参考にしてみてください。例)20代女性のマクロバランス
●目安摂取カロリー:1175kcal
①タンパク質:75g(26%)
→目標体重の1.5倍のタンパク質量(g)
②脂質 :35g(25%)
→脂質は25%に設定
③炭水化物 :140g(48%)
→タンパク質、脂質の数値から炭水化物で調整する。[/aside]何より大切なのは、継続できるかどうか?です。マクロバランスを計算して、「よし頑張ろう!」と思っても3日坊主で終わってしまってしまうのであれば、せっかく計算した意味がありません。是非ご自身の習慣化を習慣にすることで、無理なく楽しく食生活が行えると良いと思います ^ ^それでは今回の内容の要約とまとめになります。
要約とまとめ
●PFCバランスとは、「タンパク質・脂質・炭水化物がどれくらいの割合を占めているかの比率」のこと。●おおよその目安としては、タンパク質:20〜30%、脂質:20〜30%、炭水化物:45〜60%の割合で摂り、目的や身体の変化に合わせて、割合を変えていくことが大切である。
●マクロバランスの計算は、計算ページを使うこと、その出した計算を元に食生活を習慣にすることが最終的な目標である。
なりたい自分になるために、今日も頑張っていきましょう(^ ^)
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