なぜファスティングをすると好転反応が起きるのか!?
こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。
皆さんは、「好転反応」というものをご存知でしょうか?
ファスティングをやったことのある方は、この「好転反応」を誰しも経験すると思います。
今回は、なぜ好転反応が起きるのか?について解説していきます。
好転反応とは?
好転反応とは、身体が良い状態へとなっていく過程で一時的に起きる様々な反応のことです。
主な好転反応は下記になります。
感覚:倦怠感・悪寒・集中力の低下・吐き気
痛み:頭痛・腰痛・関節痛
皮膚系:吹き出物・アトピー・発疹
粘膜系:鼻水・喉の乾き
便:便秘・下痢
その他:肩こり・めまい・発熱・眠気
ファスティング中は上記のような反応が出る場合がありますが、これらは身体が良くなる過程で出るものであって、ネガティブなものではありません。
好転反応が全く出ない方も中にはいらっしゃいますが、強く出る方は以下のような人です。
・普段から食生活が乱れている人
・暴飲暴食をしている人
・肉、脂肪の多いものをよく食べる人
・加工食品、添加物、精製糖をよくとっている人
・初めてファスティングをする人
ファスティングで強く好転反応が出るという人は、それだけ悪いものが身体に溜まっていたとも言えます。
途中で好転反応が出たとしても、相当ひどい場合を除いて中止しなくても良いので、身体と相談しながら続けてください。
なぜ好転反応が起きるのか?
では、ファスティングをするとなぜ好転反応が起きるのか?というメカニズムについて解説をしていきます。
まずファスティングをすると、エネルギー源である糖質が枯渇します。
すると、身体はエネルギーを得るために、体内のタンパク質や脂肪を分解してエネルギーを作ろうと働きます。
そして、その分解した細胞の中に含まれているのが、化学物質や重金属・添加物などの毒素で、毒素が血液中に出て全身に回ることで、好転反応の症状が現れます。
それらの毒素は、脂肪を中心とした細胞内に蓄積しており、便や尿・汗から排出しきれていないものですが、ファスティングをすることで細胞から血中に出て、老廃物として体外に排出することができるんです。
これがファスティングによる「デトックス効果」[keikou]になります。
なので、好転反応が出ることは、身体の中がデトックスされている証拠ですので、むしろポジティブに捉えていくと、ファスティング期間を乗り越えることができると思います。
好転反応が起きた時の対処方法
ファスティング中に好転反応が起こった時の対処方法は主に3つです。
[aside type="lime"] 1. 酵素ドリンクを少量飲む。2. 休息をとる。
3. 早めに寝る。
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酵素ドリンクを少量飲む。
酵素ドリンクを少量飲むことで、身体のエネルギー源である糖質を補給することができ、症状を緩和させることができます。
ファスティング3日目以降はエネルギー源が[keikou]脂質(ケトン体)になるため、好転反応はほとんどなくなるので、1日目・2日目には非常に有効です。
休息をとる。
好転反応が出たときに一番やってはいけないことは、薬を飲むことです。
せっかくデトックスしている最中に薬を飲んでしまうと、ファスティングで得られる効果が低くなってしまいます。
そのため、好転反応が出たときは素直に休息を取ることが大切です。
早めに寝る。
好転反応が出た時に一番良いのは、「寝ること」です。
特に夜はウィルパワーがなくなり、身体に好転反応が出やすくなります。
そのため、夜は早く寝ることが、好転反応が起きた時に非常に有効です。
正しいファスティングの方法についてはこちらをご是非ください。
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