ビジネスパーソンに大切なパフォーマンスピラミッドとは?
皆さん、こんにちは!パーソナルジム BeUの高正です!
本日は「コンディションを整える、パフォーマンスピラミッド」と題して、トレーニングをする際に大切になる、パフォーマンスピラミッドの概念についてお話をしていきます。
それでは、本日もよろしくお願い致します!
パフォーマンスピラミッドとは?
皆さんは、「パフォーマンスピラミッド」という言葉を聞いたことがありますか?
日本では「心技体を整える」ということが古くから言われています。パフォーマンスピラミッドはGray Cook(2002)が提唱している概念であり、「人間のパフォーマンス」に着目し、パフォーマンスを発揮するためには、どのような要素が必要なのか?ということについて、分かりやすくピラミッドを用いて分類し、図示したものになります。
ピラミッドの要素について
ピラミッドは3段に分かれており、段ごとは以下のように示されています。
下段
Movement(ムーブメント):⑴関節が適切に動くか/関節がユラユラになっておらず固定されているか? ⑵脳が正しく働いているか? ⑶怪我や痛みがないか?
最下段にあたる部分は、車で例えると、
⑴車を構成しているパーツがしっかりと動く、逆に緩んでいる部分をしっかりと締める。
⑵ハンドルの操作と車のパーツの動きがしっかりと連動できているか。
⑶そもそもの欠損や故障がないか
ということです。
下段にあたる部分は全ての土台となっているため、前提としてここが整っていることが大切になってきます。
中段
Performance(パフォーマンス):筋力、素早さ、軽快さ、強さ、耐久性
ポケモンのピカチュウを例にすると、ピカチュウは素早さ、軽快さは高く、筋力や強さ、耐久性は劣るといったような、身体が持っているパフォーマンスを表しています。
(ポケモンに詳しいBeUスタッフの斎藤くんによると、素早さはS種族値90のため全ポケモンの中で、上位約25%なので対して凄くないという指摘が入りましたが、それは無視して進めます笑)
上段
Skill(スキル):スポーツなどの特異的動作
上段は、スポーツが特に分かりやすく、野球でいうと「投げる」「打つ」などのその種目に特有のスキルを表しています。
グレイ氏によると、ピラミッドのバランスが保たれた状態、つまり安定した土台の上にフィジカルやスキルが乗ることによって、パフォーマンスを最大限発揮することができると言われています。
ビジネスパーソンに大切な「ウェルネスピラミッド」について
では、次にビジネスパーソンや一般の方はこのピラミッドをどのように解釈するのか?という話をしていきます。
一般の方はアスリートと比べると、トレーニングや特異的な競技を行うことは少ないと思います。鈴木 (2019)はパフォーマンスピラミッドを一般の方に置き換えて、「ウェルネスピラミッド」としています。
ウェルネスピラミッドは上から順に、「スポーツ・フィットネス」「ライフワーク」「コンディショニング」と表されます。それぞれの要素については以下のようになります。
(2)ライフ・ワーク:Quality of LIfe=生活の質を上げるということです。バリバリ仕事をする、休日に好きなことをする、料理する、本を読むなど
(3) コンディショニング:自分の身体を整えること
例えば、「腰に痛みが生じている、凝っていて動きづらい」という悩みを持っている人は、仕事中にも腰が気になって集中できなかったり、1日外出するといったライフ・ワークも、趣味でスポーツを行う、身体を鍛えるといったことも制限がかかってしまいます。
(もちろん、腰が痛くても普段の生活やスポーツはできますが、その状態を継続していると、今度は他の部位が痛くなってきたりと更に悪化する確率も高まってしまいます。)
つまり、土台の「コンディション」=「身体を整える」ということが生活の質やビジネスのパフォーマンスを高めるだけでなく、スポーツを全力で楽しむ、新しいことにチャレンジをするといったこともできるようになり、より人生を健康に、幸せに過ごすことができるのではないかと思っています。
身体を整えるためにはどんなことをしていくのか?ということについてですが、こちらは前回のブログに載せておりますので、こちらをご参考にしていただければと思います!
それでは今回の内容の要約とまとめをしていきます。
●パフォーマンスを高めていくためには、「パフォーマンスピラミッド」を理解し、ピラミッドのバランスを整えていくことが大切になる
●ビジネスパーソンは「ウェルネスピラミッド」の、「スポーツ・フィットネス」「ライフ・ワーク」「コンディショニング」のバランスを高めていくことが大切である。
●その中でも土台の「コンディション」=「身体を整える」をすることによって、生活の質を高めたり、スポーツを楽しむこと=仕事もプライベートも充実させていくことに繋がる。
それでは、本日もお仕事頑張っていきましょう!
高正
参考文献
1. Gray Cook (2012) 『MOVEMENT』, On Target Publications
2. 鈴木岳(2019)『ジム通いビジネスマンのトレーニングを10倍楽しくする方法』,クロスメディア・パブリッシング
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