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変形性膝関節症について

膝の痛み
O脚変形性膝関節症

40代を過ぎると増えてくるのが膝の痛みで、中でも変形性膝関節症は日本人の3人に1人がなるリスクがあります。そこで今回は、変形性膝関節症の原因から病態・症状・予防方法について解説していきます。

 

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症(通称膝OA)は、膝関節の表面にある関節軟骨が様々な原因ですり減り、痛みや可動域制限が現れる症状のことです。初期では、立ち上がりや歩きはじめなど、動くときに痛みを感じることが多く、進行すると痛みの頻度が増えて、日常生活が困難になってきます。そして、末期になると関節の隙間(関節裂隙)が小さくなったり、骨がトゲのように変形する骨棘ができるようになります。その名の通り、膝が変形してしまうと構造的に改善することが難しいため、最悪の場合は手術をすることになります。

 

また、変形性膝関節症の中でも、明らかな原因がないものは一次性、病気や怪我など原因が明らかなものは二次性と分類されます。

 

 一次性 

加齢による変性、肥満、姿勢(アライメント)不良、職業、遺伝、生活環境など

 二次性 
外傷による靭帯損傷、半月板損傷、骨折など

 

ほとんどの場合は、原因が分からずに突然痛くなる一次性のため、痛くなったときの改善が分からずに放置してしまうことが多いです。

そして、一次性の中でも最もコントロールできるのが「姿勢」になります。そのため、膝の痛みや負担が出にくい姿勢づくり、動きづくりがポイントになります。

 

変形性膝関節症の症状

変形性膝関節症では下記の症状が主に現れます。

 膝の痛み(特に内側) 

初期のほうが痛みが軽く、重度になるほど膝の痛みが強くなります。変形性膝関節症では、特に膝内側の痛みが起こりやすいのが特徴です。なぜなら、変形性膝関節症の90%以上の方はO脚傾向があるからです。膝が外側に開く姿勢は内側に圧迫のストレスがかかるため、内側の組織に炎症が出て痛みを感じやすくなります。

 

 ②膝周囲の腫れ 

変形性膝関節症は、関節内のすべりを良くする組織に炎症が出るため膝周囲の腫れが起きやすくなります。健康な膝と比べると腫れの程度が比較できます。

 

 ③膝に水が溜まる 

膝の関節内は、衝撃を吸収するために関節液と呼ばれるものが存在しています。先述した膝の腫れと同様、炎症が起こると関節液が過剰に作り出されてしまうため、膝に水が溜まった状態を作り出します。

 

 ④膝の可動域制限 

変形が進行すると、膝の可動域制限が出てきます。特に変形性膝関節症の場合は膝を完全に伸ばすことができなくなることが多く、骨で支えて歩行ができずに靭帯や軟部組織にストレスが生じやすくなります。

 

変形性膝関節症になったときはどうする?

 ◯急性期の場合 

膝が痛いなと思ったら、まずは急性期の処置をして早期に病院を受診することをお勧めします。

 ・冷却療法(冷やす) 

膝に腫れや赤み・痛みなどの炎症が出ているときはアイシングによって炎症を抑えましょう。膝のアイシングはアイスパックを使ったり、ポリ袋に氷を入れて冷やすことをお勧めします。

膝に固定をして15〜20分間冷やします。また、炎症が出ているときは無理に動かさずに安静にすることで炎症を早期に抑えることが大切です。

 

 ◯慢性期の場合 

 ・温熱療法(温める) 

腫れなどの炎症がおさまったら動きを良くするために積極的に温めましょう。

膝周りの筋肉や靭帯を温めることで組織の柔軟性が増しますので、お風呂にゆっくり浸かったり、整形外科などでホットパックの治療を受けることをお勧めします。

 

 ・運動療法(運動) 

炎症がなければ、痛みのない範囲で徐々に動かしていきます。痛みが解消したと思って動かずに放置していると、再発や慢性化のリスクが高まるため、積極的に運動(リハビリ)をすることで機能回復を行います。

 

 

変形性膝関節症の予防・改善

変形性膝関節症は、ならないように予防することが重要になります。今回は予防・改善方法の一部を紹介します。

 

 ①お尻の筋肉を強化する 

変形性膝関節症とお尻が弱いことは全く関係なさそうですが、実は変形性膝関節症の根本原因は、お尻(臀筋)の弱化であるケースが多いです。そのプロセスは下記のとおりです。

 

お尻の筋肉が弱くなる骨盤が後傾する膝が曲がる骨で支えることができず地面からの衝撃が大きくなる膝周囲の靭帯や半月板にストレスがかかる痛みや可動域制限が起こる

 

ご高齢の方をイメージすると、骨盤が後傾して背中が丸くなり、膝が曲がっているような姿勢ですが、まさにこの姿勢の根本原因はお尻が使えていないことにあります。

そのため、お尻のトレーニングをすることが予防・改善の上で非常に大切になります。

 

 

 もも外側の筋肉の緊張を緩める 

変形性膝関節症になる方の多くは、もも外側の筋肉がガチガチに緊張してしまっています。

具体的には、腸脛靭帯や外側広筋・中間広筋などの筋肉が過剰に使われているため、筋肉をほぐすアプローチが予防に有効です。

 

 ②内転筋(うちもも)のトレーニング 

ももの外側と相反するのが内転筋(うちもも)です。変形性膝関節症の多くがO脚傾向にあるため内転筋が弱い方が多いです。

そのため、内転筋のトレーニングが予防する上で有効になります。

 

 

変形性膝関節症の予防・改善のエクササイズ

胸郭出口症候群の予防・改善にお勧めのトレーニングとストレッチをご紹介します。

運動の際は必ず無理のない範囲で行うようにしてください。

 


 ①大腿四頭筋のストレッチ 

ももの前側のストレッチになります。

膝の痛みがある方は、膝を曲げられる範囲で行ってください。

 


 

 ①ヒップリフト 

お尻のトレーニングになります。

お尻を上げるときに収縮感を感じながら行いましょう。


 

 ②アブダクション 

こちらもお尻のトレーニングになります。

特に中臀筋と呼ばれる骨盤に付いている筋肉のトレーニングですが、膝を伸ばすとももの外側にも力が入りやすくなります。

もしももの外側に効く場合は膝を曲げた姿勢で行ってください。


 

 ④クラムシェル 

こちらもお尻のトレーニングになります。

バンドがない状態でも、股関節をしっかり開くことでお尻を使うことができます。


 

 ⑤アダクション 

こちらは内転筋のトレーニングになります。

足を上げるときに内ももが効いているかをチェックしながら行ってください。


 

まとめ

今回は変形性膝関節症ついて詳しく解説しました。

変形性膝関節症はなってしまう前に予防することが特に重要になります。

BeUでは、痛み改善をパーソナルトレーニングによって根本改善を目指していきます。

ご興味がある方はLINEから体験トレーニングをご予約ください(^^)

 

 

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