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卵を食べると本当にコレステロールが上がるのか!?

食事
コレステロール

本日は世間で良く言われている、

「卵は食べるとコレステロールが上がる」

ということについて、

 

卵の摂りすぎは病気になるの?

卵は1日何個までが良いの?

なんで卵だけそういう言われ方をしているの?

 

という視点から、詳しく解説をしていきたいと思います!

(今回も佐々木敏先生の『データ栄養学のすすめ』という書籍を参考にさせていただきました。)

 

卵を食べるとコレステロールが上がる

 

まず、

「卵を食べるとコレステロールが上がる」ということを触れていく前に、

卵についての基本情報を押さえておきましょう。

 

卵は、ひながかえるために必要な栄養素が凝縮されており、ビタミンCと食物繊維以外の栄養素を全て含む栄養食品です。(卵のことを準完全栄養食品といいます。)

必須アミノ酸をバランスよく含み、タンパク質の質(アミノ酸スコア)も最高です。

また、卵黄に多く含まれるレシチンは細胞膜や神経組織を構成する働きがあります。

 

このように、

栄養バランスとして非常に優秀な卵です。

しかし一方で言われていることが、本日の本題である

「卵を食べると、コレステロールが上がる」

ということです。

 

では、

本当に卵を食べるとコレステロールが上がるのでしょうか?

 

Weggemans(2011)の研究によると、

卵以外の食事は同じにして、卵を食べる量を増やすと、

摂取量にほぼ比例してLDLコレステロールが上がることが示されています。

 

つまり、

卵を食べるとコレステロールが上がる

ということは正しいと言えます。

 

ただ、ポイントとして、

卵の摂取量が1日に1個〜2個であればコレステロールの影響は低く、影響はほとんど無いことが示唆されています。

 

卵を摂ると死亡率は上がるのか?

 

「卵を摂るとコレステロールが上がる」ということは正しいことが分かりました。

 

それでは、

LDLコレステロールが高いほど、病気になる確率も高いと仮定すると、

卵を摂ると、病気になる確率も高い

ということも言えそうです。

 

では次に、

卵を摂ると循環器系の死亡率は上がるのか?

について話していきたいと思います。

 

Rong(2013)に研究によると、

卵の摂取量と心筋梗塞の発症率には相関が無いことが示唆されています。

 

この結果だけを見ると、先ほどの推定は合っていないことになってしまいます。

しかし、

これには研究方法(プロトコル)にカラクリがあります。

 

それはどういうことかというと、

Rong(2013)の研究では、1日の卵の摂取量が2個以下となっており、2個以上摂取したデータが十分に無いということです。

 

先ほどのWeggemans(2011)の研究では、

卵の摂取量が1日に1個〜2個であれば、コレステロールの影響はほぼ受けない

ということが示されています。

 

今回の研究だけでは卵の摂取量と死亡率についてのデータは十分ではないということが言えます。

 

現在では、卵を1日あたり3個以上摂取した研究が存在しないため、

卵を摂りすぎると死亡率が高まる、ということはまだ限定的だということです。

 

そのため一概に、

「卵は1日何個以上食べたらいけない」

という主張はできないため、その人に合わせて考えていく必要がありそうです。

 

視野を広く見ていくことが大切

今回は、

「卵を食べると本当にコレステロールが上がるのか!?」

について解説をしていきました。

 

結論として、

卵の摂取量が多いほど、血中コレステロール値は上がります。

しかし、

1日に1個〜1個半であれば、ほとんど関連しない

ということが研究で示されています。

 

卵は準完全栄養食品と言われるほど栄養素が豊富です。

しかし、食べ過ぎてしまうことも良くないため、1日の摂取量を決めておくことが良いと思います。

 

また、血中コレステロール値は

飽和脂肪酸の摂取や喫煙・肥満・運動不足なども大きな影響を与えます。

 

そのため、卵だけを見るのではなく、広い視点から物事を見ていけると非常に良いと思います。

 

今回もお読みいただき、ありがとうございました!

 

参考文献

佐々木敏 (2018)『データ栄養学のすすめ』. 女子栄養大学出版部.p36-p45

 

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本日は世間で良く言われている、

「卵は食べるとコレステロールが上がる」

ということについて、

 

卵の摂りすぎは病気になるの?

卵は1日何個までが良いの?

なんで卵だけそういう言われ方をしているの?

 

という視点から、詳しく解説をしていきたいと思います!

(今回も佐々木敏先生の『データ栄養学のすすめ』という書籍を参考にさせていただきました。)

 

卵を食べるとコレステロールが上がる

 

まず、

「卵を食べるとコレステロールが上がる」ということを触れていく前に、

卵についての基本情報を押さえておきましょう。

 

卵は、ひながかえるために必要な栄養素が凝縮されており、ビタミンCと食物繊維以外の栄養素を全て含む栄養食品です。(卵のことを準完全栄養食品といいます。)

必須アミノ酸をバランスよく含み、タンパク質の質(アミノ酸スコア)も最高です。

また、卵黄に多く含まれるレシチンは細胞膜や神経組織を構成する働きがあります。

 

このように、

栄養バランスとして非常に優秀な卵です。

しかし一方で言われていることが、本日の本題である

「卵を食べると、コレステロールが上がる」

ということです。

 

では、

本当に卵を食べるとコレステロールが上がるのでしょうか?

 

Weggemans(2011)の研究によると、

卵以外の食事は同じにして、卵を食べる量を増やすと、

摂取量にほぼ比例してLDLコレステロールが上がることが示されています。

 

つまり、

卵を食べるとコレステロールが上がる

ということは正しいと言えます。

 

ただ、ポイントとして、

卵の摂取量が1日に1個〜2個であればコレステロールの影響は低く、影響はほとんど無いことが示唆されています。

 

卵を摂ると死亡率は上がるのか?

 

「卵を摂るとコレステロールが上がる」ということは正しいことが分かりました。

 

それでは、

LDLコレステロールが高いほど、病気になる確率も高いと仮定すると、

卵を摂ると、病気になる確率も高い

ということも言えそうです。

 

では次に、

卵を摂ると循環器系の死亡率は上がるのか?

について話していきたいと思います。

 

Rong(2013)に研究によると、

卵の摂取量と心筋梗塞の発症率には相関が無いことが示唆されています。

 

この結果だけを見ると、先ほどの推定は合っていないことになってしまいます。

しかし、

これには研究方法(プロトコル)にカラクリがあります。

 

それはどういうことかというと、

Rong(2013)の研究では、1日の卵の摂取量が2個以下となっており、2個以上摂取したデータが十分に無いということです。

 

先ほどのWeggemans(2011)の研究では、

卵の摂取量が1日に1個〜2個であれば、コレステロールの影響はほぼ受けない

ということが示されています。

 

今回の研究だけでは卵の摂取量と死亡率についてのデータは十分ではないということが言えます。

 

現在では、卵を1日あたり3個以上摂取した研究が存在しないため、

卵を摂りすぎると死亡率が高まる、ということはまだ限定的だということです。

 

そのため一概に、

「卵は1日何個以上食べたらいけない」

という主張はできないため、その人に合わせて考えていく必要がありそうです。

 

視野を広く見ていくことが大切

今回は、

「卵を食べると本当にコレステロールが上がるのか!?」

について解説をしていきました。

 

結論として、

卵の摂取量が多いほど、血中コレステロール値は上がります。

しかし、

1日に1個〜1個半であれば、ほとんど関連しない

ということが研究で示されています。

 

卵は準完全栄養食品と言われるほど栄養素が豊富です。

しかし、食べ過ぎてしまうことも良くないため、1日の摂取量を決めておくことが良いと思います。

 

また、血中コレステロール値は

飽和脂肪酸の摂取や喫煙・肥満・運動不足なども大きな影響を与えます。

 

そのため、卵だけを見るのではなく、広い視点から物事を見ていけると非常に良いと思います。

 

今回もお読みいただき、ありがとうございました!

 

参考文献

佐々木敏 (2018)『データ栄養学のすすめ』. 女子栄養大学出版部.p36-p45

 

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