キャベツダイエットについてパーソナルトレーナーが解説!
料亭の定食屋さんなんかに行くと、メインディッシュにキャベツがついていることが多いと思います。
また、食欲旺盛な家族では、キャベツの千切りを出す家庭も多いのではないでしょうか?
今回は、キャベツダイエットのメリット・デメリットや、スーパーに行った時の選び方についてを解説していきます。
キャベツダイエットとは?
キャベツダイエットとは、その名の通りキャベツを食べることでダイエットする方法です。
具体的に言うと、食前に千切りのキャベツを食べることによって、食べ過ぎを防ぎ、結果的にダイエットに繋がるというダイエット方法の1つです。
確かに、千切りキャベツはそこまで手間がかかりませんし、キャベツも安価で手に入れることができますので比較的取り組みやすいダイエットの1つだとは思います。
しかし、キャベツだけを食べる、あるいはキャベツを食前に摂ればあとは好きなだけ食べる、というものではありませんので、そこは前提の元で、取り入れるべきかどうかをご判断していただければと思います。
キャベツダイエットのメリット・デメリット
キャベツダイエットには、メリットとデメリットがありますので、それぞれを整理していきたいと思います。
まず、キャベツダイエットのメリットは下記のようなことを挙げることができます。
1. どこでも手に入って安価なので、誰でも簡単に行える。
キャベツはどこのスーパーでも必ず売っており、1玉の値段も安価なので誰でも簡単に行えるというのがあります。様々なダイエット方法がありますが、その中でもキャベツダイエットは気軽に行えるダイエット方法であると思います。
2. 水溶性・不溶性食物繊維が豊富で、排便を促してくれる。
キャベツの特徴として、水溶性・不溶性食物繊維が非常に豊富なため、便の排出を促進してくれるというメリットがあります。便が出ないと身体の中の毒素が溜まってきてしまいますので、栄養がしっかり消化吸収されにくい身体になってしまいます。便のカサを増してくれて、腸内環境を整える働きもしてくれるので、ダイエットには有効です。
3. ベジファーストによって血糖値の急上昇が抑えられる。
キャベツダイエットではベジファースト(野菜を最初に食べてから、メインを食べること)をすることで、インスリンの分泌を抑えて、血糖値の急上昇を防ぐことができます。ダイエットやボディメイクにおいては、血糖値のコントロールをすることが1つのポイントですので、キャベツダイエットはそのような恩恵も受けることができます。特に肥満気味の方や、高血圧などの症状をお持ちの方は血糖値コントロールがとても重要です。
4. 満腹感が得られて、食べ過ぎを防げる。
キャベツはカロリーが少ないため、たくさん食べても基本的に問題ありません。体重や体脂肪率が高い人は「食べ過ぎ」が1つの原因であるため、キャベツを食べることで満腹感を得られて食べ過ぎを防ぐことができます。特にたくさん食べる男性は積極的にキャベツを取り入れていくとよいです。
一方で、キャベツダイエットにはデメリットもあります。
1. 栄養価が低い。
キャベツの栄養価は決して高いとは言えません。ビタミンCやビタミンUなどのビタミンは豊富ですが、トータルの栄養価は低く、ほとんどが水分です。そのため、キャベツだけではなく他の野菜も組み合わせて摂ることが理想です。
2. ドレッシングをかけないと食べられない。
キャベツ自体はカロリーが低いですが、キャベツにかけるドレッシングには十分に注意する必要があります。大体スーパーやコンビニで市販に売られているドレッシングは、悪い油が大量に使われており、添加物のオンパレードになっています。キャベツは味がないので、皆さんドレッシングをかけて召し上がると思いますが、できればドレッシングを自分で作ったり、塩をかけるなどで食べたほうが良いでしょう。
キャベツの種類と選び方について
キャベツには、時期によって様々な種類があります。
そして、それぞれの種類に適した選び方があるので、スーパーで選ぶときに是非ご参考にしていただきたいと思います。
代表的な5種類のキャベツの選び方や特徴は下記になります。
春キャベツ | 葉の巻きがゆるく葉質のやわらかいもの。サラダや漬け物などの生食にむいています。 |
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冬キャベツ | 葉がしっかりと巻かれていてずしりと重いもの。水分が少ないのでロールキャベツやスープのような煮込料理、そして炒め物にも向いています。 |
紫キャベツ | 葉が赤紫でアントシアニンが多く、ピクルスやサラダなどの生食に向いています。 |
芽キャベツ | 大きさが2-4cmで柔らかく、ビタミンCを豊富に含み、味は一般的なキャベツよりも濃厚で甘みが特徴です。丸のままゆでたり、煮込みや炒め物などの加熱調理に向いています。 |
ちりめんキャベツ | 葉がちりめん状にちぢれているため日持ちがする種類。煮込料理向いています。 |
できるだけ、栄養価が高く、より新鮮なものを食べるためにも、旬のキャベツを選ぶことをオススメします。
また、キャベツの選び方で共通しているポイントは、
- キャベツがずっしりと重いもの
- 色の濃いもの
- 外葉がみずみずしいもの
を選んでいただければと思います。
冒頭にもお伝えしましたが、キャベツだけを食べるという方法では、身体に必要な栄養素が摂れませんし、結局はリバウンドに繋がってしまいます。
その大前提を理解した上で、食事でキャベツを取り入れてみてくださいね。
もし短期的により大きな変化を感じたい人は、フルファスティングをオススメしています。
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