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人工甘味料について

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人工甘味料糖尿病

皆さんこんにちは。

田町のパーソナルジムBeU代表の高正康平です。

 

ゴールデンウィーク初日、いかがお過ごしでしょうか?

私は長期休暇になると怠けてしまうので、いつもと同じように生活することを心がけています。

 

さて、本日のトピックは「人工甘味料」についてお話したいと思います。

最近、世の中には多くのカロリーゼロやシュガーレス(砂糖不使用)食品が増えてきているわけですが、これらに使われているのが人工的に作られた「人工甘味料」です。

 

人工甘味料の代表的なものは、アスパルテームやアセスルファムカリウムK、スクラロースなどがあります。

これらはカロリーが低いものの、少量で砂糖の数百倍甘いということで、多くの食品に使用されています。

 

一般的には、「砂糖を摂るなら人工甘味料のほうが良いでしょ!」となるのですが、果たして本当にそうなのか?というのが、今回のメインテーマになります。

 

では、さっそく結論からお伝えさせていただくと、

1. 人工甘味料は砂糖と比べて、血糖の上昇を抑える効果が期待できる。

2.一方で人工甘味料の長期的な摂取は、腸内細菌叢に影響を与え腸内環境が悪くなったり、甘味を感知するセンサーが乱れて、より摂取エネルギーが増えることも有り得る。

 

それぞれをもう少し詳しく解説していくと、

1つ目の「血糖の上昇を抑える効果が期待できること」のポイントは血糖値です。

 

健康な方に対して、ブドウ糖・果糖・3種類の人工甘味料のいずれかを投与して糖の代謝を観察した研究によると、ブドウ糖投与時は血糖値の上昇はあったものの、人工甘味料は変化が認められなかったことが明らかになっています。

 

つまり、人工甘味料は直接的に血糖値を上げる働きをすることはありません

しかし、ここで重要なポイントは、必ずしも人工甘味料が糖尿病発症の予防になるとは言えないということです。

 

日本人の中年男性を対象にした研究によると、ダイエット清涼飲料水を週に 1 カップ(237 ml)以上飲む人は,全く飲まない人と比較して1.7倍糖尿病になりやすいということも明らかになっています。

 

なので、「人工甘味料が入った食品を好んで食べるのは避けないといけませんよ!」ということになります。

 

では次に、「人工甘味料が私たちにどのような影響を及ぼすのか?」についてですが、主に腸内環境と味覚の2つに影響が出てきます。

 

具体的にいうと、人工甘味料を摂ると腸内細菌叢(腸内フローラ)に変化をもたらしてインスリン抵抗性が高まることが分かっています。つまり、腸の働きが悪くなることで、代謝ができなくなってしまうということです。

 

また、人工甘味料は味覚のセンサーを壊してしまう可能性もあります。

本来、私たちの体は甘いものが入ってくると血糖値が上昇する、という仕組みが備わっているわけですが、先ほどお伝えしたとおり、人工甘味料は血糖値を上げないので、体が「あれ?血糖値あがらないから、まだエネルギー足りていないのでは?」と勘違いしてしまうわけです。

すると、「もっと多くエネルギーを摂取しなければ」とバグが生じて、結果食べすぎてしまうことになります。

 

 

ここまでの話をまとめると、

◎人工甘味料は直接的に血糖値を上げませんが、それが糖尿病になりにくくするということは言えません。

◎人工甘味料を摂ると、腸内環境を悪化させたり、味覚の働きを鈍くさせて、摂取エネルギーが増えてしまう可能性がある。

ということになります。

 

どんなことでも「過度」はいけないので、できるだけ自然な食品を食べることを意識していきましょう!ということで、今回の話は以上になります。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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