副腎疲労について
皆さん、こんにちは。
田町のパーソナルジムBeU代表の高正康平です。
今回は副腎疲労についてお話をしたいと思います。
現代人は、ストレスや食生活の乱れ・運動不足によって、副腎疲労になっている方が非常に多いです。
しかし、副腎疲労を自覚している人は少なく、不調を訴えて病院に行っても「うつ病ですね」と診断されることがほとんどなのです。
そのため、今回は副腎疲労の特徴やメカニズムについてお話したいと思います。
●副腎疲労とは?
副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)とは、50種類以上のホルモンを産生・分泌している副腎から、ステロイドホルモン(コルチゾールやアルトステロン、性ホルモンなど)の分泌が不足することによって起こる様々な不調を抱えた状態のことです。
そして、先程もお伝えしたように、正式な病気ではなく治療の対象にならないことから、病院を受診してもうつ病の診断をされるケースが多いです。
副腎疲労が疑われる体の症状は下記のとおりです。
◎朝スッキリ起きることができない。
◎いくら寝ても疲れが取れない。
◎会社に行くのが億劫に感じる。
◎何もないのになぜか寂しい。
◎些細なことにイライラする。
◎すぐにスタミナが切れる。
◎記憶力が低下した気がする。
◎仕事のミスが多くなった。
◎性欲が落ちたと感じる。
◎朝のコーヒー、エナジードリンクが欠かせない。
◎甘いもの、しょっぱいものが欲しくなる。
◎便秘や下痢の症状がある。
◎免疫力が低下して、風邪を引きやすくなった。
◎肌荒れしやすくなった。
◎首や背中などに痛みがある。
上記の症状に多く当てはまるほど、あなたは副腎疲労の可能性が高いことになります。
●副腎の役割
では次に、副腎がどのような役割を果たしているか、ということに関してですが、副腎は主に下記の役割があります。
◎糖質、タンパク質、脂質を代謝してエネルギーを産生する。
◎電解質のバランスを整える。
◎ステロイドホルモンを作る。
◎性ホルモンを産生する。
◎ストレス反応
どの役割も大事なのですが、
その中でも特にお話したいのが、ステロイドホルモンであるコルチゾールの産生です。
コルチゾールは別名「ストレスホルモン」と呼ばれており、ストレスを感じたときに身を守るために血糖値を上げたり、抗炎症、抗アレルギー作用のある、とても重要なホルモンです。
副腎疲労が進行すると、コルチゾールの分泌が不足するため、炎症やアレルギーに対しての免疫機能が働きにくくなったり、血糖値が上がらないため低血糖症状が起こり、体の不調が出てきてしまうのです。
では、副腎疲労を改善するにはどうすればよいのか?ということは次回お話させていただきたいと思います。
本日の話は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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