セロトニンを分泌させる方法とは?
こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。
前回のドーパミンの記事に引き続き、今回も健康づくりに欠かせないホルモンである、
「セロトニン」について詳しく解説をしていきます。
セロトニンの役割
健康に関心がある方は、「セロトニン」についてご存知の方も多いと思います。
セロトニンは、脳内で働く神経伝達物質の1つで、主に感情や気分のコントロール・精神の安定に関わるホルモンの一種です。
その効果は精神面だけに留まらず、消化や排便・体温調整にも関与しており、セロトニンが体内に多いほど、精神的にも身体的にも健康であると言えます。
また、セロトニンはドーパミンとノルアドレナリンの制御にも関与しています。
ドーパミンは意欲や向上心、目標や夢に向かって行動するときに分泌されますが、過剰に分泌されると幻想や妄想、中毒に陥ることもあります。
ノルアドレナリンは身体を取り巻く環境からのストレスに対抗できるように調整する作用がありますが、こちらも過剰に分泌されると、心拍が乱れたり、息苦しくなります。
セロトニンはこれらのホルモンの「指揮者」の役割をして、コントロールする役割も持っています。
セロトニン不足で起きる症状
セロトニンが不足してしまうと、このような症状が現れてきます。
- ストレスを感じて、イライラしやすくなる。
- 攻撃的になり、キレやすくなる。
- 向上心や仕事への意欲が低下する。
- 慢性的な疲労感を感じる。
- 睡眠障害を引き起こす。
- 顔面や咀嚼筋の筋力が低下する。
- 抗重力筋の筋力が低下し、姿勢が悪くなる。
このような症状が出ると、人間関係にも悪影響を及ぼすため、セロトニンの分泌を日々の生活の中で高めていくことが非常に重要です。
セロトニンを増やす方法
では、セロトニンを増やす具体的なアクションプランをご紹介します。
1. 太陽の光を浴びる(特に朝陽の刺激を入れる)
セロトニンは太陽の光を浴びると分泌が促進されます。紫外線も気になるところですが、1日20分〜30分、できれば朝に浴びることで、充実した1日を過ごすことができます。
2. トリプトファンが豊富な食品を摂取する。
セロトニンは必須アミノ酸のトリプトファンから合成されるため、トリプトファンが豊富な大豆・卵・魚・肉・ナッツ・バナナ・ゴマなどの食品を日頃から取り入れることで、セロトニンを増やすことができます。
3. リズミカルな運動を日々の生活に取り入れる。
リズミカルな運動をすることで、セロトニンのが分泌されることが研究で分かっています。リズミカルな運動とは、ウォーキングや呼吸(ヨガや瞑想)・咀嚼などを指し、普通に生活していたら行われることですが、意識的に取り入れることがポイントです。
この記事をシェアする