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運動とホルモンの関係
2023年12月7日ライフスタイル運動とホルモンの関係
運動は、単に体力を高めるだけでなく、私たちのホルモンバランスにも大きな影響を及ぼします。
運動中に分泌されるホルモンは、筋肉の成長、エネルギーの代謝、さらには気分の向上に影響を及ぼし、全体的な健康状態に大きな影響を与えます。
この相互作用は、定期的に運動を行うことで、より健康的な生活を送るための鍵となります。
この記事では、筋力トレーニング中に分泌される主要なホルモンに焦点を当て、それらがどのようにして体にポジティブな影響を及ぼすのかを解説します。
具体的には、テストステロン、成長ホルモン、エンドルフィンなどのホルモンが、どのようにして身体にポジティブな影響を与えるのかを探ります。
運動時のホルモン
筋力トレーニングを行うと、体は複数のホルモンを分泌して反応します。
これらのホルモンは、筋肉の修復と成長、エネルギーの提供、そしてストレスへの対応を手助けしてくれます。
運動の強度、期間、種類によって、これらのホルモンの分泌レベルは異なります。
主要なホルモンと役割
1. テストステロン
テストステロンは主に男性ホルモンとして知られていますが、女性の体内にも存在し、筋肉の成長と修復に重要な役割を果たします。筋力トレーニングはテストステロンの分泌を促進します。
2. 成長ホルモン
成長ホルモンは、体の成長に不可欠であり、筋肉の修復、骨密度の向上、脂肪の燃焼に関与しています。
3. エンドルフィン
エンドルフィンは「幸福ホルモン」とも呼ばれ、自然な鎮痛剤の役割を果たし、ストレスや痛みを軽減します。
運動、特に持続的なトレーニングはエンドルフィンの分泌を促し、幸福感を高め、運動後のリラックス感を提供します。
テストステロン
テストステロンは、主に男性ホルモンとして知られていますが、女性の体内でも生成されています。
このホルモンは、筋肉の成長と修復、性欲の調節、全体的なエネルギーレベルとウェルビーイングに大きな影響を与えることが知られています。
筋力トレーニング中には、体は筋肉のストレスに応じてテストステロンを分泌します。
重いウェイトトレーニングや高強度の運動は特に、このホルモンの分泌を促進する傾向があります。
テストステロンの効果
◉筋肉の成長
テストステロンは、筋肉の回復と成長に不可欠です。
筋力トレーニングによって高められたテストステロンレベルは、より効率的な筋肉の成長をサポートします。◉精神的な安定
テストステロンはエネルギーレベル、気分、自信感にも影響を与えます。
運動によるテストステロンの増加は、全体的なウェルビーイングの向上に寄与します。
成長ホルモン
成長ホルモンは、筋力トレーニングと密接に関連しており、健康や身体機能に多岐にわたる影響を与えます。
特に、筋肉の回復と成長、脂肪燃焼、骨密度の向上においてその効果が顕著です。
筋力トレーニングは成長ホルモンの自然な分泌を刺激します。
特に、強度の高いトレーニングや大きな筋群を使う運動は、成長ホルモンの分泌を促進されます。
成長ホルモンの効果
1. 筋肉の回復と成長
成長ホルモンは筋肉の修復と成長を促進します。運動による微小な筋損傷は、成長ホルモンによって修復され、筋肉が強化されます。筋肉の回復期間中に分泌される成長ホルモンは、筋力の向上にも寄与します。
2. 脂肪燃焼
成長ホルモンは、体内の脂肪をエネルギーとして使用するプロセスを促進します。
これは、体脂肪の減少に貢献し、効果的な体重管理をサポートします。3. 骨密度の向上
成長ホルモンは骨の健康にも重要で、骨密度を高める効果があります。
これにより、骨折のリスクを減らし、特に加齢に伴う骨粗しょう症の予防に寄与します。エンドルフィン
エンドルフィンは「幸福のホルモン」として広く知られており、これらは自然な鎮痛剤として機能し、幸福感や満足感を引き起こすことが知られています。エンドルフィンは、運動時に特に高いレベルで分泌され、多くのポジティブな身体的および心理的効果をもたらします。
エンドルフィンの効果
1. ストレス軽減
エンドルフィンはストレスホルモンの影響を緩和し、リラックス感を提供します。
運動後に感じる心地よさや満足感は、エンドルフィンの作用によるものです。2. 痛みの緩和
エンドルフィンは自然な鎮痛剤として働き、運動による筋肉痛や疲労感を軽減します。
これにより、運動を継続しやすくなり、トレーニングの効果を最大限に引き出すことができます。3. 幸福感の向上
エンドルフィンの分泌は、幸福感や自己達成感を高めます。
これは精神的な健康をサポートし、ポジティブな気持ちを長期にわたって持続させる助けとなります。その他のホルモン変化
運動、特に筋力トレーニングは、テストステロン、成長ホルモン、エンドルフィンだけでなく、体内の他のホルモンにも影響を与えます。
インスリン感受性
筋力トレーニングは、筋肉がグルコースをより効率的に使用するようにすることで、インスリン感受性を高めます。
これは、血糖レベルの管理とエネルギー利用の改善に役立ちます。
これによって、糖尿病のリスクを減少させるだけでなく、全体的な代謝健康を向上させます。
副腎ホルモン
運動は、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルを調節するのに役立ちます。
適度な運動はコルチゾールレベルを最適化し、過剰なストレス応答を緩和します。
コルチゾールのバランスが取れると、不安やうつ症状が軽減され、全体的なメンタルヘルスが改善されます。
まとめ
筋力トレーニングがホルモンバランスに及ぼす影響を見てきました。
運動、特に筋力トレーニングは、テストステロン、成長ホルモン、エンドルフィンなどのホルモン分泌を促進し、これらが身体的、精神的健康に対してポジティブな影響をもたらします。
要点のまとめ
①テストステロンと成長ホルモンの促進
筋力トレーニングは、これらのホルモンの分泌を促進し、筋肉の成長と回復、エネルギー代謝の向上、および全体的なウェルビーイングに寄与します。
②エンドルフィンの分泌
運動は「幸福のホルモン」として知られるエンドルフィンのレベルを高め、ストレスの軽減と幸福感の向上に役立ちます。
③その他のホルモン変化
インスリン感受性の改善や副腎ホルモンの調節など、筋力トレーニングは体内の他のホルモンにもポジティブな影響を与えます。
④生活全般への良い効果
定期的な運動は、長期的な健康、メンタルヘルスの改善、生活の質の向上に寄与します。
筋力トレーニングを習慣化することで、健康な身体と心を手に入れていきましょう!^ ^
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ファスティングは成長ホルモンの分泌を高める!?
2020年11月26日トレーニングファスティングライフスタイル睡眠ファスティングは成長ホルモンの分泌を高める!?
こんにちは。パーソナルトレーナーの高正です。
本日のテーマは、「ファスティングは成長ホルモンの分泌を高める!?」
ということでお話していきたいと思います。
若返りのもとである「成長ホルモン」
成長ホルモンは成長期の子どもだけではなく、大人にも非常に大切なホルモンです。
なぜなら、成長ホルモンは「若返りホルモン」とも呼ばれ、老化を防いで若々しい身体を作るために欠かすことのできないものだからです。
成長ホルモンによって得られる効果は様々です。
- 脂肪燃焼:代謝がアップして、脂肪燃焼の効果をもたらします。
- 骨 :骨を強くすることで、骨粗鬆症などの予防に繋がります。
- 筋肉 :筋肉を効率よくつけることができます。
- 肌艶 :水分が保たれることで、肌艶が良くなります。
などなど、身体の健康・若さを保つ上では非常に役立ってくれるんです。
ファスティングをすると成長ホルモンの分泌量が高まる!?
誰しも、ずっと若々しくいたいという願いはあるので、成長ホルモンの分泌を高めたいですよね。
そこで1つ明らかになっていることがあります。
それは、ファスティングをすると成長ホルモンの分泌量が高まるということです。
つまり、ファスティングをすることで、成長ホルモンの分泌が活性化して、若返りに繋がると言えます。
絶食と成長ホルモンの分泌については、様々な研究結果がなされていますが、
絶食時間が12時間を超えると、成長ホルモンの分泌が高まると言われています。(1)
また、24時間の絶食によって、成長ホルモンの分泌が通常時と比較して、女性は13倍、男性は20倍の上昇が認められたという研究もあります。
一方で、血糖値をあげるインスリンの分泌が亢進されると、成長ホルモンの分泌は抑制するという特徴もあります。つまり、精製糖の過食によって成長ホルモンの分泌は抑制されてしまうため、食べ過ぎが良くないということも示唆されています。(2)
ファスティングはダイエット目的で始める方も多いですが、成長ホルモンの分泌も促してくれることから「若返り」を目的にしても良いのではないかなと思います。
成長ホルモンの分泌を高める他のアプローチ方法
最後に、ファスティング以外で、成長ホルモンの分泌を高める他のアプローチ方法についてご紹介します。
1. ウエイトトレーニングなどの高強度トレーニング
1つ目はウエイトトレーニングなどに代表される高強度トレーニングです。休憩を少なめにした高強度トレーニングを行うことで血中乳酸濃度が上がります。その結果、成長ホルモンの分泌を高めることができます。
ウエイトトレーニングやインターバルトレーニング、スプリントトレーニングなどを、取り入れていくことがオススメです。
2. 十分な睡眠を取る
2つ目が「睡眠」です。やはり成長ホルモンの分泌で欠かせないのが、十分な睡眠です。
ゴールデンタイムと呼ばれる22時から2時の間が最も成長ホルモンが分泌されると言われています。
睡眠時間は7時間〜8時間は確保するようにしましょう。
3. 体脂肪率を減らす
肥満体型の人は普通体型の人と比べて、成長ホルモンの分泌が少ないことが分かっています。
つまり、体脂肪率が多いとそれだけ身体も老化しやすくなりますので、普段の食生活から食べ過ぎには注意していくことがポイントです。
何歳になっても若く見られるというのは、とても嬉しいことです。
そのために、成長ホルモンの分泌を高めていきましょう。