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  • 腸内環境とダイエット

    2021年5月11日
    ダイエット食事

    腸内環境とダイエット

    こんにちは!

    田町のパーソナルジムBeU代表の高正康平です。

     

    今回は腸内環境とダイエットについて解説をしていきたいと思います。

    ダイエットと腸内環境は一見関係ないように見えますが、実はめちゃめちゃ関係しています。

    ダイエット中は全体的な摂取量の減少によって栄養不足になりやすく、栄養がある食品を積極的に『摂取する

    ことが大切です。

    しかし、摂取した食品は消化・吸収・代謝までスムーズに行われなければ意味がないことなんです。

     

    そして、この消化・吸収の大切な役割を果たすのが、腸(特に小腸)になります。

    小腸の表面積はテニスコート1面分(約200平方メートル)もの広さがあり、栄養をしっかり吸収できるようにしています。

    しかし腸内環境が悪くなると、栄養を小腸でしっかり吸収することができないため、消化・吸収・代謝の流れが悪くなります。

    その結果、エネルギー効率が下がって、結果的に太りやすくなるということに繋がるわけなんですね。

     

    そのため、ダイエットを効率よく進めるためには、腸内環境が悪くさせないことが重要です。

     

    では、腸内環境を悪くする食品はどのようなものがあるのか?というと、以下のような食品です。

    • 小麦製品(グルテン)
    • 乳製品(カゼイン)
    • オメガ6脂肪酸
    • トランス脂肪酸
    • 白砂糖

    これらの食品を控えることで、消化・吸収・代謝までをスムーズに回すことができます。

    発酵食品や食物繊維を摂取することも大切ですが、まずは摂らないものを決めて、食生活に取り入れてみてくださいね。

     

    今回の話は以上になります。

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • 人工甘味料について

    2021年5月1日
    ダイエットデトックスボディメイク食事

    人工甘味料について

    皆さんこんにちは。

    田町のパーソナルジムBeU代表の高正康平です。

     

    ゴールデンウィーク初日、いかがお過ごしでしょうか?

    私は長期休暇になると怠けてしまうので、いつもと同じように生活することを心がけています。

     

    さて、本日のトピックは「人工甘味料」についてお話したいと思います。

    最近、世の中には多くのカロリーゼロやシュガーレス(砂糖不使用)食品が増えてきているわけですが、これらに使われているのが人工的に作られた「人工甘味料」です。

     

    人工甘味料の代表的なものは、アスパルテームやアセスルファムカリウムK、スクラロースなどがあります。

    これらはカロリーが低いものの、少量で砂糖の数百倍甘いということで、多くの食品に使用されています。

     

    一般的には、「砂糖を摂るなら人工甘味料のほうが良いでしょ!」となるのですが、果たして本当にそうなのか?というのが、今回のメインテーマになります。

     

    では、さっそく結論からお伝えさせていただくと、

    1. 人工甘味料は砂糖と比べて、血糖の上昇を抑える効果が期待できる。

    2.一方で人工甘味料の長期的な摂取は、腸内細菌叢に影響を与え腸内環境が悪くなったり、甘味を感知するセンサーが乱れて、より摂取エネルギーが増えることも有り得る。

     

    それぞれをもう少し詳しく解説していくと、

    1つ目の「血糖の上昇を抑える効果が期待できること」のポイントは血糖値です。

     

    健康な方に対して、ブドウ糖・果糖・3種類の人工甘味料のいずれかを投与して糖の代謝を観察した研究によると、ブドウ糖投与時は血糖値の上昇はあったものの、人工甘味料は変化が認められなかったことが明らかになっています。

     

    つまり、人工甘味料は直接的に血糖値を上げる働きをすることはありません

    しかし、ここで重要なポイントは、必ずしも人工甘味料が糖尿病発症の予防になるとは言えないということです。

     

    日本人の中年男性を対象にした研究によると、ダイエット清涼飲料水を週に 1 カップ(237 ml)以上飲む人は,全く飲まない人と比較して1.7倍糖尿病になりやすいということも明らかになっています。

     

    なので、「人工甘味料が入った食品を好んで食べるのは避けないといけませんよ!」ということになります。

     

    では次に、「人工甘味料が私たちにどのような影響を及ぼすのか?」についてですが、主に腸内環境と味覚の2つに影響が出てきます。

     

    具体的にいうと、人工甘味料を摂ると腸内細菌叢(腸内フローラ)に変化をもたらしてインスリン抵抗性が高まることが分かっています。つまり、腸の働きが悪くなることで、代謝ができなくなってしまうということです。

     

    また、人工甘味料は味覚のセンサーを壊してしまう可能性もあります。

    本来、私たちの体は甘いものが入ってくると血糖値が上昇する、という仕組みが備わっているわけですが、先ほどお伝えしたとおり、人工甘味料は血糖値を上げないので、体が「あれ?血糖値あがらないから、まだエネルギー足りていないのでは?」と勘違いしてしまうわけです。

    すると、「もっと多くエネルギーを摂取しなければ」とバグが生じて、結果食べすぎてしまうことになります。

     

     

    ここまでの話をまとめると、

    ◎人工甘味料は直接的に血糖値を上げませんが、それが糖尿病になりにくくするということは言えません。

    ◎人工甘味料を摂ると、腸内環境を悪化させたり、味覚の働きを鈍くさせて、摂取エネルギーが増えてしまう可能性がある。

    ということになります。

     

    どんなことでも「過度」はいけないので、できるだけ自然な食品を食べることを意識していきましょう!ということで、今回の話は以上になります。

     

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • 食欲を抑えるホルモン『レプチン』について

    2021年3月30日
    ダイエット食事

    食欲を抑えるホルモン『レプチン』について

    こんにちは。パーソナルトレーナーの高正です。

    本日は、食欲に関わる重要なホルモンの1つ『レプチン』について解説をしていきます。

     

    レプチンとは?

    レプチンとは、脳の視床下部にある満腹中枢に作用して食欲を抑制させるホルモンのこと。

     

    そして、レプチンは脂肪細胞から作られます。

     

    つまり、脂肪から作られる=太ってる人ほどレプチン濃度は高いということになるので、「太ってたほうがいいじゃん!」ということになりますが、太っている(肥満)の人はレプチン濃度が高くても、レプチンが効きづらい「レプチン抵抗性」があるため、結果的にレプチンによる食欲抑制の恩恵を受けることができないのです。

    (また、脂肪が多いことで、インシュリンが過剰に分泌されてしまい太りやすくなるという側面もあります。)

     

    レプチン抵抗性を防ぐには?

    レプチン抵抗性を改善するには、次の3つが有効になります。

     

    ①加工食品の摂取を控える
    →オメガ6、グルテン、トランス脂肪酸はレプチン抵抗性を高めてしまうため、加工食品に代替するものを決めておくと良いです。例えば、甘いものが欲しくなったら、リンゴやサツマイモなどの糖質を摂るようにします。

     

    ②食べ過ぎない
    →カロリーオーバーな食事は、レプチン抵抗性が高くする原因です。食べ過ぎを防ぐには、ワンプレートのお皿に盛り付けたり、たんぱく質の摂取量を増やすことがポイントです。

     

    ③睡眠をしっかり取る
    →睡眠不足になると脳の報酬系が乱れて、レプチン抵抗性が高まります。日中に陽の光を浴びたり、ストレッチやヨガによって自律神経を整え、睡眠の質を高めることが重要です。

     

    身体づくりのためには、ホルモンの仕組みを理解することが重要なので、レプチンがしっかりと作用する身体を目指していきましょう。

  • 炭酸水にダイエット効果はあるのか!?

    2021年1月5日
    ダイエットライフスタイル

    炭酸水にダイエット効果はあるのか!?

    こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。

     

    皆さんは、「炭酸水はダイエット効果がある」と聞いたことがありますか?

    果たして、それって本当なのでしょうか?

     

    ということで、今回は「炭酸水」について詳しく解説していきますね。

     

    炭酸水がダイエットに良いと言われる理由

    まず、炭酸水がダイエットに良いと言われる理由は色々あります。

    ・満腹感が得られて食べ過ぎを防げる。

    ・血行を良くして代謝を高める。

    ・胃腸が刺激されることで整腸作用がある。

    ・疲労回復効果がある。

     

    上記のことがメリットとしてあげられます。

    これについては正しい理論で、ダイエットにも良い効果があると言えます。

     

    そもそも炭酸水は、水に炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだ飲料のことです。

    炭酸ガスは胃の中に入ると膨張する性質があり、それが満腹感を感じる理由です。

     

    また、炭酸を飲むことで血中の二酸化炭素濃度が高まり、普段より多くの酸素を運ぼうと身体が反応を起こします。それが血行を良くすることに繋がります。

     

    最後に、「炭酸を飲むと疲労回復効果がある」ということですが、

    これは乳酸が深く関係しています。

    身体を動かし続けていると、乳酸が体内で蓄積して身体が酸性に傾きます。

    その際に炭酸を飲むと、炭酸に含まれている重炭酸イオンが乳酸を中和することができるからなんです。

     

    上記から、ダイエットだけでなく炭酸を飲むメリットはあるということが言えます。

     

    炭酸水のデメリット

    しかし、炭酸水にはデメリットも存在します。

    その代表例が、「炭酸水を飲むと食欲が増える」ということです。

     

    炭酸水は胃の中で膨張して満腹感が得られると先述しましたが、

    一方で炭酸が、胃腸を刺激して食欲を促すということも言われています。

     

    アジアオセアニア協会が2017年に、ラットを使って行なった研究によると、炭酸飲料に含まれている二酸化炭素は食欲ホルモンであるグレリンを放出させて、食物消費の増加を誘発したことが示されています。

     

    つまり、炭酸水は満腹感をもたらす反面、内臓を刺激させて食欲を増加させてしまうということが言えます。

     

    炭酸水の取り入れ方

    では、結論、私たちは炭酸水を取り入れるべきなのでしょうか?

     

    私の見解は、普段からバランス良く食事で間食もほとんどしない方であれば、炭酸水を取り入れる必要はないです。

    一方で、間食をしていて、普段から何かしら食べていないと落ち着かない人は、満腹感を出す目的として炭酸水を取り入れるべきです。

     

    ただし、炭酸水は食欲を増進させる可能性もあるため、食事の30分前に摂っていくと良いです。

    また、もし空腹時に飲む場合は少量だと満腹感が得られないため、300ml前後しっかり飲みましょう。

     

    炭酸水を飲んで食欲が抑えられるのであれば、是非継続してみてください!

     

    参考文献

    1. Dureen (2017) Carbon dioxide in carbonated beverages induces ghrelin release and increased food consumption in male rats: Implications on the onset of obesity
    2. 高橋史門(2016) 運動前の炭酸水摂取が中強度運動中の心拍数に及ぼす影響
    3. 高木絢加ら(2014) 炭酸水による口腔への刺激が深部・末梢体温に及ぼす作用―Sham-feeding (偽飲) による口腔内刺激を用いた評価

     

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  • 硬水と軟水の違いとは?メリットとデメリットについて。

    2020年12月27日
    ダイエットデトックスライフスタイル食事

    硬水と軟水の違いとは?メリットとデメリットについて。

    こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。

     

    皆さんは、「お水」に拘っていることはありますか?

    お水にも色々なブランドがあり、種類も様々です。

     

    中でも大きく違うことは、「硬水」「軟水」の違いです。

    なので、今回は

    ・硬水と軟水の違いはそもそも何なのか?

    ・硬水、軟水のメリットとデメリット

     

    について、解説していきます。

     

    硬度とは?

    軟水と硬水の違いは、水の「硬度」にあります。

     

    水には、主にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれており、水1000mlあたりのカルシウム・マグネシウムの含有量によって「硬水」と「軟水」に分類されます。

     

    WHOの基準では、

    0~60mg/l未満:軟水

    60~120mg/l未満:中程度の軟水

    120~180mg/l未満:硬水

    180mg/l以上:非常な硬水

     

    で分類されていますが、日本の基準は少し異なります。

    0~100mg/l未満:軟水

    101~300mg/l未満:中硬水

    301mg/l以上:硬水

     

    なので、おおよそ、

    100mg/l未満が軟水、100mg/l以上を硬水と分類されていると思っていただければと思います。

     

    例えば、東京の水道水の硬度は、およそ60mg/lなので「軟水」

    エビアンの硬度は、304mg/lなので「硬水」になります。

     

    硬水と軟水のメリット・デメリット

    では、硬度によってどんなメリット・デメリットがあるかについて、話していきます。

     

    まず、硬水のメリット・デメリットについては下記になります。

     

    ⚫️メリット

    ・消臭効果があり、肉の臭みを消したりアクを出やすくなる。

    ・煮込み料理やパエリア、パスタに合う。

    ・マグネシウム、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれる。

     

    ⚫️デメリット

    ・マグネシウムイオンによって胃腸に負担がかかりやすい。

    ・肌や髪への刺激が強い。

     

    次に、軟水のメリット・デメリットは下記になります。

    ⚫️メリット

    ・胃腸に負担がかからない。

    ・肌や髪に優しい。

    ・和食料理や炊飯、緑茶に合いやすい。

     

    ⚫️デメリット

    ・水道管の腐食性を高める。

     

    硬水に含まれているマグネシウムには独特の香りや風味があるのに対して、軟水は無味無臭です。

    そのため、料理を美味しさを引き立たせるために、硬水と軟水を分けて選ぶと良いでしょう。

     

    また、日本人は軟水に慣れ親しんでいるため、硬水を摂ることで内臓に負担をかけてしまったり、体調が悪くなってしまう人もいらっしゃいます。

     

    なので、合う・合わないかは、摂った後の身体の変化をしっかり観察していくと良いでしょう。

     

    「合う・合わない」のチェック方法

    では、摂ったお水が合うか合わないかはどうチェックすれば良いのか?という話ですが、

    これは「筋力と柔軟性」の変化でチェックすることをオススメします。

     

    自分の身体に合っていないお水を摂ると、身体が重くなったり、力が入りづらくなります。

    その一方で、身体に合っているお水を摂ると、身体が軽くなったり、力が入りやすくなります。

     

    つまり、合うものを摂ると、筋力や柔軟性が高まり、

    合わないものを摂ると、筋力や柔軟性が下がるということです。

     

    筋力や柔軟性のチェック方法は、どんなものでも良いです。

    ただし、必ず条件を同じにして行なうようにしてくださいね。

     

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  • ダイエットには『有酸素運動』と『無酸素運動』どちらが良いのか!?

    2020年12月25日
    ダイエットトレーニングライフスタイル

    ダイエットには『有酸素運動』と『無酸素運動』どちらが良いのか!?

    こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。

     

    さて、皆さんは普段から運動する習慣がありますか?

     

    そして、習慣がある方は、どのような運動を取り入れているでしょうか?

     

    ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動、筋トレなどの無酸素運動

    人それぞれで行なっている内容は異なると思います。

     

    では、ダイエットのためには有酸素運動と無酸素運動、どちらが良いのでしょうか?

    今回は、よく聞かれるこちらの質問についての僕の見解を解説します。

     

    ◆有酸素運動と無酸素運動はどちらが良いのか?

     

    「痩せるためには、有酸素運動が良いですか?無酸素運動が良いですか?」

     

    そのようなご質問を受けることが、僕の職業柄多いです。

     

    結論から言ってしまうと、

    どちらも組み合わせることが最も効率が良いです。

     

    なぜなら、有酸素と無酸素では使うエネルギーが異なり、得られる効果も変わってくるからです。

     

    有酸素運動は低強度〜中強度の運動で、主に脂肪をエネルギー源とする運動です。

    そのため、運動中の脂肪燃焼は有酸素運動の方が期待できます。

     

    一方で、無酸素運動は中強度〜高強度の運動で、主に糖質(グリコーゲン)をエネルギー源とします。

    その点、有酸素運動と比べて運動中の脂肪燃焼は低いですが、筋肉への刺激が強くかかるため、筋肉量を増やしたり、基礎代謝を高めることは無酸素運動の方が期待できます。

     

    また、強度の高い運動をすることによって、トレーニング後も普段より代謝が高い状態が続きます。

     

    つまり、どちらにもメリットがあり、一元論で話をすることはとても難しいんです。

    なので、もし最短で効率的に効果を出すためには「どっちもやる」方が良いでしょう。

     

    しかし、仕事しながら有酸素と無酸素をどちらも取り入れるのは、時間もかかって、厳しい部分もあると思います。

     

    なので、もしどっちかをやるならば、僕は無酸素運動=筋トレを選択した方が良いと思います。

    では、その根拠について、今回は有酸素運動のデメリットの視点から話をしていきますね。

     

    ◆有酸素運動のデメリット

     

    1. 筋肉の使い方が悪い状態で行うと逆効果だから。

    1つ目は、筋肉の使い方が悪い状態だと、有酸素運動は逆効果にもなりかねないからです。

     

    どういうことかというと、正しい筋肉の使い方・動き方をしないと、普段生活をしている中で使っている筋肉ばかりを使ってしまうからです。

     

    そして、弱くなっている・使うべき筋肉が使えないので、足が太くなったり、姿勢が悪くなったり、最悪、腰や膝に痛みが出てしまいます。

     

    有酸素運動は全身運動になるので、「どこの筋肉を使おう」と意識せずにやりがちです。

    そうすると、せっかく時間をとっても意味がありません。

     

    一方で無酸素運動(筋トレ)は、まず姿勢を正しいポジションに戻し、そこから使うべき筋肉を使えるようにしていきます。

    なので、筋トレを行なって、正しい使い方にした状態で有酸素運動を取り入れる方が良いでしょう。

     

    2. 筋肉への刺激が弱いから。

    2つ目は筋肉への刺激が弱いからです。

     

    これは先述した「意識」の問題に深く関わってくるもので、有酸素運動は「どこに効いているのかがあまり分からない」ということが起こりやすいです。

     

    それは、筋肉へのピンポイントの刺激が弱いことが原因であり、トレーニングの原則の1つ「意識性の原則」に問題があります。

     

    そのため、背中やお尻・下腹部などの大事なポイントを効かせる「筋トレ」の方が、筋肉への刺激をしっかりと入れることができます。

     

    3. ホメオスタシスによって身体が順応するから。

    3つ目は、ホメオスタシスによって身体が順応するからです。

     

    有酸素運動を継続していると、エネルギーを消費せず、効率的に身体を動かせるようになります。

    言ってしまえば「慣れ」であり良いことですが、ダイエットの観点で言うとマイナスになってしまいます。

     

    一方で、無酸素運動(筋トレ)の場合は、トレーニングの負荷や回数、休憩時間、セット数、エクササイズ内容などを様々に変えることができるため、「慣れる」状態を避けることができます。

     

    そのため、柔軟に変化を出せる無酸素運動の方が、僕は推奨しています。

     

     

    もちろん、人それぞれの身体の状態や好みによって、どちらを選択するかは変わると思います。

    その中で一番大切なのは、何のためにやっているのか、つまり「目的」を明確にして行うことです。

     

    有酸素運動、無酸素運動に関わらず、

    「なぜやるのか?」「何のためにやるのか」を明確にしてからスタートしてみてくださいね。

     

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  • トレーニングで絶対に押さえておくべき『5つの原則』とは!?

    2020年12月22日
    ダイエットトレーニングライフスタイル

    トレーニングで絶対に押さえておくべき『5つの原則』とは!?

    こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。

     

    前回、トレーニングの原理について解説しました。

    (もしご覧になっていない方は、こちらからどうぞ)

     

    そして、トレーニングの原理と同じくらい大事なのが、トレーニングの原則です。

     

    原理と原則はニュアンスは同じですが、

    人間が、この世界に対して色々と気づいたことが「原理」です。

    「トレーニングを成り立たせているのはこういう性質ですよ」というものです。

     

    一方で「原則」は、「じゃあこうしていこうか」と決められたことを指します。

     

    どちらもトレーニングを行う上では、当たり前に押さえておいてほしいことなので、

    今回はトレーニングの5原則について解説をしていきます。

     

    ◇意識性の原則

    1つ目は、意識性の原則です。

     

    トレーニングは、ただなんとなくやっていても効果は全く出てきません。

    たとえ、専門的な知識がなくても、


    ・このトレーニングは何が目的なのか?
    ・このトレーニングでどこを鍛えているのか?
    ・このトレーニングをすることでどのような効果があるのか?
    ・なぜこのトレーニングが必要なのか?
    これらを自分でしっかりと理解した上で、行うことが大切です。

    ジムに通ってとりあえずトレッドミル(走る機会)はやる」とか、

     

    「片っ端からマシンを使っていく」

     

    このようなトレーニングではせっかく時間を取っているのに、効果が出ないので非常にもったいないです。

    もし、仮にトレーナーに付いてもらっているとしても、

    自分でしっかり理解した上でトレーニングを実施しましょう。

    ◇漸進性の原則


    2つ目は漸進性の原則です。

     

    これは、過負荷の原理とかなり被っていて、

    同じ負荷でなく、徐々に負荷を高めていくことが必要であるということです。

     

    負荷の変え方は様々で、重量・回数・セット数・休憩時間・エクササイズ難易度などを、徐々にレベルアップさせていくことで、トレーニングの効果は出てきます。

     

    この「徐々」というのも大切で、

    負荷を急激に高めると当然怪我のリスクも上がります。

     

    トレーニングで怪我をするのは本末転倒ですので、急がず徐々に負荷を上げていくようにしてください。

     

    ◇反復性の原則

    3つ目は「反復性の原則」です。

    これは、効果を出すためには反復・継続が大事ということです。

     

    トレーニングは可逆性の原理があって、トレーニングを中断すると元に戻っていきます。

    これは勉強も料理も、なんでも同じことですね。

     

    トレーニングの効果を実感できたり、目的がないと継続することは困難なので、

    意識性の原則がかなり影響を及ぼすと思います。

     

    ◇全面性の原則

    4つ目は「全面性の原則」です。

    これは、自分が鍛えたい部位、得意なエクササイズばかり行うのではなく、全体的にバランス良く鍛えることでトレーニングの効果は出てくる、ということです。

     

    もちろん、腹筋を綺麗に見せるために腹筋のトレーニングは大事です。

    ただ、それだけではなくて、上半身・下半身も鍛えていかなければいけないです。

     

    また、1日で全体を鍛えるのは時間的に難しいという場合は、トレーニング種目や内容を曜日に分けて行なうことがオススメです。

     

    ◇個別性の原則

    5つ目は「個別性の原則」です。

    これは、性別・年齢・身体組成・体力が誰一人として同じ人はいないので、あなたに合わせたトレーニングメニューを組んでくださいということです。

     

    例えば、プロ選手がオススメしたトレーニングをそのまま真似たとしても、

    あなたとは、身体能力・体力レベル・年齢などがほとんど違います。

     

    なので、あなたにあったトレーニングを選択することが大切なんです。

     

    ダイエットも一緒で、糖質制限で痩せる人もいれば、失敗する人もいますよね。

    それはあなたに合っていたか、合っていなかったかの違いです。

    試行錯誤をしながら自分にベストな選択をすることで、トレーニングの成果が出てきます。

     

    ベストの選択が何かわからない場合は、

    積極的に専門家に頼ってみてくださいね。

     

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  • トレーニングをする上で押さえるべき『3つの原理』とは?

    2020年12月21日
    ダイエットトレーニングライフスタイル

    トレーニングをする上で押さえるべき『3つの原理』とは?

    こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。

    突然ですが、皆さんはトレーニングの原理」をご存知ですか?

     

    効果的かつ効率よく成果を出すには、まず原理を知らなければなりません。

    トレーニングの原理は大きく分けて3つあります。

     

    ◇過負荷(オーバーロード)の原理

    1つ目は、過負荷(オーバーロード)の原理です。

    トレーニングでは、いつも同じ負荷ではなく、一定以上の負荷を与えなければいけません

     

    私たちは、良くも悪くも「慣れる」生き物なので、

    トレーニングも新しい刺激を与えることでどんどん成長することができます。

     

    例えば、テニスのプロを目指したい!と思って、テニスを始めた人がいたとします。

    最初は初心者なので、素振りをしたり、手出しのボールを打って練習します。それができるようになったら、次は相手とラリーをしたり、試合形式でのゲームをしていき、どんどんレベルを上げていくと思います。

     

    それと同じように、トレーニングも慣れてきたら次のレベルにしていくことが大切になります。

     

    負荷を高める方法は、

    ・重量を増やす
    ・回数を増やす
    ・休憩時間を減らす
    ・経験したことがないエクササイズをする
    など、様々な組み合わせによって行うことができます。

    ◇可逆性の原理

    2つ目は「可逆性の原理」です。

    これは、シンプルにトレーニングをやめたら元に戻るということです。

     

    学生の頃に運動部に入ったら、ほぼ毎日運動するので、筋力や持久力なども高まります。

    しかし、社会人になって運動をやめたら、筋力や持久力は落ちていきますよね。

     

    可逆性というのは、トレーニング前の状態に向かって変化する(戻る)ということです。

     

    そのため、トレーニングは継続しなければならないのです。

     

    ちなみに、短期間で得られた効果は、長期間で得られた効果より消失しやすいと言われています。

    短期集中で行うことも大事ですが、トレーニングを継続することがもっと大事です。

     

    ◇特異性の原理

    3つ目は「特異性の原理」です。

    特異性の原理は、トレーニング方法によって得られる効果が変わるということです。

     

    言ってしまえば当たり前のことで、腹筋をつけたいのであれば、腹筋をトレーニングをすることが必要になります。

     

    もう少し専門的なことでいうと、筋肉を増やしたい(筋肥大)人は8回〜12回くらい行える負荷でトレーイングしないと、筋肉はなかなか増えていきません。

     

    また、持久力をつけたいのであれば15回〜20回ができる負荷に設定することがポイントになります。

     

    今回は、トレーニングで押さえておくべき3つの原理について解説しました。

    3つとも当たり前ですが、しっかり理解した上でトレーニングをすることで成果が出てきます。

    特に、これからトレーニングを始める方は理解しておいてくださいね。

     

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  • 冬は脂肪がつきやすい!冬太りの解消方法とは!?

    2020年12月18日
    ダイエットファスティングライフスタイル食事

    冬は脂肪がつきやすい!冬太りの解消方法とは!?

    こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。

    12月に入って、気温がかなり下がってきてますね。

     

    今回は『冬は脂肪がつきやすい』というエビデンスと、

    その理由・対策方法について解説をしていきます。

     

    冬は体脂肪率・体脂肪量が上がる。

    まず、冬は体脂肪率・体脂肪量が高まりやすいということを、

    2つの研究を取り上げて解説していきます。

     

    日本で寮生活をしている女子大生142人を対象に、 6月と1 2月の身体組成を比較した結果、体重・全身体脂肪量及び全身体脂肪率において,有意に増加する傾向が見られました。

    また一方で、 全身筋肉量においては、有意な変化 が見られなかったということが分かっています。

     

    弓桁ら(2015) 日本人若年女性における体脂肪の増減の部位差

     

    アメリカのオクラホマ大学の男性・女性の大学生82人を対象に、ホリデーシーズン(感謝祭から正月まで)における体重と体組成の変化を調べたところ、体重は変化しなかったにもかかわらず、体脂肪率と脂肪量の大幅な増加が観察されました。

     

    Holly R Hullら(2006) The effect of the holiday season on body weight and composition in college students

     

    このことから、

    冬は体脂肪量、体脂肪率が高まりやすい時期だと言えます。

     

    そして、その理由としては、大きく分けて3つあると考えています。

    1. 寒さに対して体温調節機能をより働きやすくするため。

    2.  外気温の低下によって、消費カロリーが減るため。

    3. 年末年始のイベント等によって、摂取カロリーが増えるため。

     

     

    1. 寒さに対して体温調節機能をより働きやすくするため。

    1つ目の理由は、寒さに対応するために脂肪を蓄えるということです。

     

    寒い地域で生息しているホッキョクグマやアザラシ、ペンギン、トドなどの動物を見ると分かるように、彼らは身体に脂肪をたくさんつけています。

    これは、体脂肪が寒さから身を守るための「断熱材」としての役割があるためです。

     

    そのため、冬になると脂肪がつきやすくなるのは、身を守るための身体の自動機能である、ということが言えます。

     

    これについては人間の本能なので、「そうなんだ」と理解しておいてください。

     

    2.  外気温の低下によって、消費カロリーが減るため。

    2つ目は、冬になると活動が低下するためです。

    外気温の低下によって、外に出るのが億劫になるため、当然消費エネルギーが減少します。

     

    加えて、近代では家の中が暖房でかなり温かくなっているので、冬に最も高いはずの基礎代謝もそこまで変化することがなく、体脂肪がつきやすくなります。

     

    冬に脂肪をつけたくないのであれば、夏と同じくらいの運動習慣を継続することがポイントです。

     

    冬だからこそ、外に出てウォーキングしたり、ランニングすることもオススメです。

     

    3. 年末年始のイベント等によって、摂取カロリーが増えるため。

    3つ目はクリスマスや忘年会、お正月などの様々なイベントで摂取カロリーが増えるためです。

    この期間では、炭水化物や脂質が多い食生活が増えるので、それに伴って体脂肪も蓄積しやすくなります

     

    この対策としては、プチ断食を入れることをオススメします。

     

    プチ断食とは、16時間、24時間の間、何も食べずに水分だけを摂取して過ごすことです。

     

    摂取カロリーが増えてしまった次の日はプチ断食を取り入れることで、摂取カロリーの調整ができます。
    ファスティングについては下記で詳しい解説をしていますので、ご参考いただければと思います。

     

    冬に脂肪がつきやすいというのは、動物に備わっている機能でもあります。

    しかし、生活習慣を正すことで十分に対策することができます。

     

    夏でも冬でも、自分の生活習慣を大事にして過ごしていきましょう。

     

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  • 停滞期を乗り越える3つのポイントを解説!

    2020年12月17日
    ダイエットファスティング食事

    停滞期を乗り越える3つのポイントを解説!

    こんにちは、パーソナルトレーナーの高正です。

    今回はダイエットに励んでいる方に対して、

    「停滞期の乗り越え方」について解説をしていきたいと思います。

     

    停滞期とは?

    停滞期とは、ダイエットをある程度の期間行なっていると体重の減少が緩やかになる、もしくは止まる期間のことです。

     

    ただ、停滞期に関する研究は少ないため、その原因が何なのかはハッキリと分かっていません。

     

    その中でも、特に停滞期のメカニズムとして挙げられるのが、ホメオスタシス(恒常性)が働くということです。

     

    ホメオスタシスとは、常に一定の状態に保とうとする身体に自動的に備わった仕組みのことです。

     

    ダイエット中は、摂取カロリーが消費カロリーよりも低い状態=アンダーカロリーにすることで、体重や体脂肪率が落ちます。

    しかし、その状態が続くと身体が「このままではいけない」ということで、一時的に代謝を下げてエネルギーを消費しないようになります。

     

    すると、アンダーカロリーにならず、体重が落ちにくい停滞期にぶつかってしまうという訳です。

     

    ただし、ホメオスタシス機能はダイエットに限らず、人間が生きていく上で必要不可欠なものですので、ある意味当然なことなんですね。

     

    そのため、人間の身体にはホメオスタシス機能がある、ということを理解しておくことが大切です。

     

    停滞期の乗り越え方について

    では、停滞期に入った場合どのように停滞期を乗り越えていくのか?について話をしていきます。

     

    私が考える、停滞期を乗り越える方法については、下記となります。

    1. そのまま脱するのを待つ。

    2. 炭水化物を多く摂取する『カーボアップ』を取り入れる。

    3. 摂取カロリーは変えずに、PFCバランスを変える。

     

    1. そのまま脱するのを待つ。

    1つ目は、シンプルに「脱するのを待つ」ことです。
    先ほどのホメオスタシス機能は、ずっと働くわけではありません。
    個人差はありますが、2週間〜1ヶ月経過すると、また体重が落ちてくることもあります。
    そのため、今まで通りの食生活を維持して、少し待ってみるということも選択としてはありです。
    ただし、摂取カロリーを極端に落とし過ぎている場合は、そのままにしていると栄養不足になり、筋肉も分解しやすくなりますので、その場合は他の選択をしましょう。

    2. 炭水化物を多く摂取する『カーボアップ』を取り入れる。

    2つ目は、炭水化物を多く摂取する「カーボアップ」をどこかで1日取り入れることです。

     

    ダイエット中は糖質の摂取を抑えている方がほとんどですので、一時的に炭水化物をたくさん入れることで、代謝を高め、また体重を落としやすくするという方法です。

    具体的にいうと、体重1kgあたり4〜6グラムの炭水化物を1日の中で摂取していきます。

     

    ただし、このカーボアップをやった方が良い方は、普段から炭水化物を少なめに抑えている方に限ります。

    仕事の付き合いで外食があったり、土日にはいつもより多い量を食べているという方は、このカーボアップをしても意味がありませんので、安易にカーボアップを取り入れることはオススメしません。

     

    そして、何でも食べて良いというわけではありません。
    基本的には、お米から炭水化物は摂取するようにしましょう。

     

    もしそこまでシビアな減量でなければ、お餅や麺類、パンを食べても良いと思いますが、できる限りはお米が良いでしょう。

    3. 摂取カロリーは変えずに、PFCバランスを変える。

    3つ目は摂取カロリーは変えずに、PFCバランスを変えることです。

    ホメオスタシスが働いているのは、摂取量だけではなく、食べている種類も関係します。

     

    鶏の胸肉ばかり食べていても、身体がそれに慣れてしまうので減量が思ったように進まなくなるんです。

     

    そのため、PFCバランス(炭水化物/タンパク質/脂質)を少し変えて、身体の慣れを脱するということも有効だと考えています。

     

    例えば、ローファット(脂質を抑えた食事)を行なっている場合は、良質な油(青魚やアボカド、亜麻仁油、MCTオイル)を取り入れて、脂質を摂るように変えてみる。

    一方で、ローカーボ(炭水化物を抑えた食事)を行なっている場合は、2つ目のカーボアップを取り入れたり、炭水化物の摂取を増やすようにします。

    そうすることで、身体に新しい刺激が入って、停滞期を抜け出すきっかけになっていくと思います。

     

     

    今回は、停滞期を乗り越える方法について解説していきました。
    個人差がありますので、「〇〇をすれば良い!」というのはなかなか難しいですが、今回お伝えした3つのポイントを是非ご参考にいただければと思います。

     

    また、選択肢の1つとしてファスティングもありますので、ファスティングにご興味のある方はこちらをご参考ください。

     

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